「亀田騒動」 10/16
今回のボクシングの亀田騒動で感じたのは
以前の大相撲問題に比べて実に様々なジャンル
の人たちが意見を述べている点です。
しかも全員が熱い。
そして何故かみんな明るいのです。
ビッグマウスの亀田が敗戦してしまって
溜飲を下げた後なので、気分がスッキリして
いるせいもあると思います。
朝青龍の時はいくら意見を述べても
自分たちの力ではどうする事も出来ない
無力感みたいなのがあって、
龍虎にしろ二宮清純にしろ
眉を吊り上げて真剣に議論するんだけど
どこか苛立ちみたいなものがありました。
それが今回の亀田騒動では、みんな
明るくて元気なこと!
大毅の反則や、亀田のオヤジの教育方針から、
大毅の将来の心配から、
ボクシングの技術論まで、身振り手振りで
活発に議論しています。
亀田の敗戦が大きい。
自分たちの満足を一応確保しているので
議論していても、どこか楽しいのだと思う。
歴代のチャンピオンたちの明るいこと!
亀田が負けて、みんな喜んでいる。
薬師寺も、ガッツも、輪島も、トカちゃんも、
竹原さんはブログで「今日はビールがうまいわ、
内藤は大人や」なんて乾杯していた。
笑ったのはガッツが二宮清純とワイドショーに
出演していた時、
「イベンダー・ホリフィールド」を
「インベーダー・ホリフィールド」と
間違えて、隣りの二宮さんが笑いながら
注意していた。
小さいけど、ガッツ伝説、誕生。
こんな大騒動のコメンテーターでテレビに
呼ばれているんだから、
準備くらいしそうなものなのに。
ガッツさんは思いつきで話す所があります。
たぶん「ホリフィールド」については
話すつもりはなかったのに、
つい出てしまったのですね。
あれでスッカリ場がなごんでしまいました。
みんなが明るく議論しているのは、亀田が負けた
せいもありますが、
協会に何の遠慮もいらない人が多いと云うのも
あると思います。
朝青龍の時はハッキリ意見が言えたのは
相撲関係者では龍虎と杉山さんだけだった。
亀田の対戦相手の内藤さんは頭がいいですね。
話しに力がありますし、協会に自分の考えを
訴えて、処分が出るとすぐ、「この件はこれで
終わりにします」と、けじめを付けたでしょう。
メリハリが利いて、中々いいと思いました。
リカルド・ロペスにタイトルを奪われた
大橋秀行さんが
東日本ボクシング協会会長なんですね。
体重が増えて貫禄がつきましたね。
相撲のゴタゴタが参考になって、
亀田問題への対応が早かったです。