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2009年2月24日 (火)

メイちゃんの執事 #7 (2/24)

メイちゃんは理人とマメシバの
2人によって、いい感じに色づいて来た。

娘心の最も良い時期だよねぇ。
俗世間の塵にまみれた大人の感性とは
明らかに違う。

この時期にしか味合えない、かけがえのない
時間だよ。

歳をとって、ふとした瞬間に、この感じが
突然よみがえる事がある。
「ああ、そうだった、この感じだった!」と
一瞬感じるのだが、
まるで淡雪の様に消えてしまう。

思い出そう、あの時のあの感じを、いま一度
思い出そうとしても、あとの祭り、
どうしてもあの感覚がもどって来る事はないのだ。

それほど繊細で美しく頼りない、胸しめつけられる
思いなのだ。
メイちゃんは今、そのただ中にいる。

このきらめく様なせつない思いを大切にして
生きてもらいたいとジジィは思う。
悩む事こそ青春だよ。
自分を棄てた、純粋の悩みだ。良いねぇ~

種をあかせば、それは全部、夢なんだけどね。
いい夢を見てるんだ。
夢がかなうか、夢に破れるか、それは流れに身を
任せるしかないんだ。

でも胸を、かきむしりたくなる様な感じ、
勉強がまるで手につかない感じ、
両のほほ杖をついて斜め上をぼんやり見て、
早く暗い夜があけて、朝になってくれないかな
という感じ、

好きな人は光って見える、
まわりに気の合う友達がいても、好きな人だけは
目の片隅でいつも光って見える。
その一挙手一投足に注意がそそがれて
全神経を集中させて、
その息遣いさえ、確かに聞こえる、って感じ。

メイちゃんは理人が好きなんだけど、
どちらかが歩み寄らなきゃ、ダメだよね。
メイちゃんが何とか家の跡継ぎになるか、
理人がうどん屋の主人におさまるか。
マメシバには幸い中本家の夏美がいる!

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