グータンヌーボ (杏 ・ May J.) 2/10
杏ちゃんは「気にしい」なのだと思う。
過去の「グータン」の放送を見て
1番目に来た人がいつも編集でオモチャに
されているので、
1番目に来て席につくとすぐ本を出して
読み始め、編集でオモチャにされない様に
用心したのだと思う。
(結局は本のタイトルでオモチャに
されましたが)
別にことさら読書家である自分を
アピールした訳ではなく、
言ってみれば「壁」を作ったのだと思う。
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杏ちゃんは「日本風の女性」をめざしている。
「意識せずに着物を着られる人になりたい」
「制服が着物の学校を作ってみたい」とか
何かの本で話していて、
理想が「日本風の女性」なのだ。
ところが内面は女性タレントに有りがちな
「男」だから、
それで杏ちゃんは「気にしい」なのだと思う。
一種のジレンマですね。
内面の「男」と
理想とする「女らしさ」との迷宮で
それが「壁」となって、
自らを苦しめているのです。
「彼氏にもあまりメールをしたら迷惑かなと考えて
元気でいてくれたらいいやと
自己完結させてしまうタイプ」
「自分の弱さを見せられる人の方が強い。
私はそっちの強さが欲しい」
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これを「武家の女性」らしい奥ゆかしさと
とるべきか、
「ヘタな考え休むに似たり」の
単なる引っ込み思案ととるべきか、
難しい所だけど、
杏ちゃんの前に厚い壁がある事だけは確かで
これはどうしても壊さないといけない壁で
ある事も確かだという気がする。
杏ちゃんは笑うと柔らかい、
たおやかな笑顔になる。
美しいだけに、その笑顔には
人をなごませる不思議な魅力がある。
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May Jは、
別れた相手は次の相手で「上書き保存」する。
完全にモト彼の記憶を削除するって事ね。
せめて「名前を付けて保存」にして欲しいよなぁ。
かつては楽しい時間を共有した相手なんだからさ。
「拡張子の変換」までされたら、
たとえ街で偶然に出会っても
「君の瞳にはもう僕の存在すら映らない」
って事になる。
なんて残酷な!
歌手の人ってさあ、
自分の経験を歌にする訳でしょ?
そうすると、歌が完成した時点で
現在進行している恋愛が
「名前をつけて保存」になり、
別れの曲が完成した時点で
「上書き保存」になって
気持ちの整理がついて
嫌な思い出を引きずらない訳だよね。
ストレスはたまらないと思う。
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杏ちゃんは、
相手にどう思われてるのか気にしすぎる。
どうしてもウジウジ考えてしまう。
いちいち落ち込んでたら、身が持たないよ。
「パッションでムーブメントで
GO!でございます」
分かってるじゃん。
分かってて出来ないのもくやしいよね。
理詰めで考えるのもいいけどさ。
杏ちゃんの頭の中は、きちんとジャンルごとに
フォルダで整理されてスッキリしてると思う。