「リーガル・ハイ」 #7
今回の依頼人の
新垣結衣のいとこである
千春の言う事はすべてウソだと
思った方がいい。
「亡くなった社長は認知症では
ありませんでした」
裁判での千春の証言。
表面上では小池栄子にそそのかされて
嫌々、新垣結衣を裏切った様に
なってますが。
これも千春の計画通りなんだ。
死期の近い寝たきりの老人だよ。
認知症でない訳がない。
それが証拠に子供3人に遺言書を
乱発しているではないか。
認知症を利用して
ただの事務員なのに、巧みに近づき
本を読んだり、胸を触らせたりして
機嫌をとって、
1番有効とされる最後の遺言書を
「すべてを千春に譲る」と書かせて
自分はそしらぬふりをしてる。
豊田商事のセールスレディみたいな子だ。
新垣側についたり、小池栄子側についたり
相当なくわせものだ。
民法の遺言の個所を熟知している癖に
騒動に翻弄される無知な女を
演じて、全員を手玉にとっている。
非常にタチが悪い。
さすがに古美門先生は見破っている
みたいでしたが、
もっと、うがった見方をすれば
死んだ社長は頭がシッカリしていて
千春の前では認知症患者をよそおいながら
じっくりと千春を観察していたのかも
知れません。
この、したたかさは商売にむいている。
本読みと胸を触らせてくれる楽しみもあるし。
子供3人は悲しいかなボンクラだ。
ひとりひとりに遺言書を書いてやったものの
どうもイマイチ納得ができない。
商売のあとを継がせればすぐに会社を
つぶしてしまう連中だ。
それと比較してこの千春は若いが
したたかだし商売にむいた性格をしている。
そう冷静に判断して
最後の遺言書で千春相続にしたのではないか。
千春は社長の財産と会社が欲しい。
社長は騙されたふりをして、
もっとも寝たきりで刺激のない毎日だから
案外千春の本読みや胸を触るのが
刺激になって認知症の予防になってたかも
知れません。
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田舎の裁判所の裁判長に青空あきおが
元気な姿で出ていた。
とっくにもう死んだのかと思ってた。
同じジジィとして嬉しかった。
格さん役の伊吹吾郎は相変わらず
演技が固いよね。
無用ノ介の頃とちっとも芸風が変わらない。
最後に里見浩太朗と抱き合って
別れをおしんだ時は、気持ち的には
助さんとかな?黄門様とかな?
水戸黄門やら横溝正史の金田一耕助やら
遊びが所々で入るのが面白いです。
最後で、古美門先生がわらびと醤油ごはん
を食べてたということは
徳松醤油は本当に美味しいんだ。
※相続争いは何も巨額の財産ばかりではない。
チンケな額の遺産ほど
財産分与の相続争いは激しいらしい。
親類関係は滅茶苦茶だそうだ。
※遺言書といえばもっとかた苦しい
たとえば公証人役場に証人2人をともなって
なんとかかんとか、と思っていたら
紙切れひとつで有効なのですね。
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今回も面白かった!
次回は木枯し紋次郎が父親役で出るんだ。
薩摩示現流で「チェストー!」とやってた。
剣の切っ先 天心をつき しかるのちに
何とかかんとか・・・・
とにかく敵を叩くように剣を振り下ろす。
切るというより、叩き殺すんだ。
示現流、おそるべし