「リーガル・ハイ」 #6
夫の浮気も含めて
夫婦の問題はその夫婦にしか
分からない事が多い。
私らみたいに歳をとると
自然に口数が減ってくる。
「静かで仲のいいご夫婦ですね」
なんて人はたぶん思ってる。
と~~んでもない。
こちらが「こう」いえば敵は必ず「ああ」
言い返してくる。
水戸黄門さまが「あうんの呼吸」と
表現してましたが
敵の腹はよめている、
「こう」言えば「ああ」言い返し、
はては大喧嘩になる。
それが面倒だから2人で静かに暮らして
いるにすぎないのだ。
なにが「静かないいご夫婦」なものか!
ここに到るまでの血みどろの頂上決戦が
何度あった? 修羅場だよ!
それがいまだに決着はついてはいない。
決着つければ離婚だからね
損得勘定で、どちらもそこは避けたい。
それだけのことだ。
ただこの歳になって分かった事は
敵は例えばこの話題を持ち出すと
鼻血を噴出すほど怒りだす、
だからこの話題だけはお互いに
ふれない暗黙の了解、
パンドラの箱なのだ、という点だけだ。
なにが「いいご夫婦」なものか!
沈黙の内ではすさまじい神経戦が行われ
かわす会話はトゲだらけなのだ。
神経をさかなでするジャブの交換は
毎日の様に行われている。
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古美門は依頼人の訴訟を「痴話喧嘩」
と言ったけど
古美門と鈴木京香もこの訴訟を
いいことにして「痴話喧嘩」をしている。
これから別れる依頼人と
昔、離婚した夫婦の、訴訟という名を
かりた「痴話喧嘩」
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依頼人の夫は18人と浮気してたんだ。
古美門はさかんに「うらやましい」を
連発していた。
芥川賞作家でも、私生活は直木賞作家
がふさわしい作家だったんだ。
古美門と鈴木京香は離婚しても
まだ愛し合っている。
「私についても古美門は倒せないわよ」
と新垣結衣に忠告している。
「あそこの店はナポリタンもんじゃ
だけは美味しいのよね、
他はサッパリなのに・・・」
なんて新垣結衣に古美門の不敗神話を
続けさせるヒントを与えたりして。
つまりは未だに古美門が好きだから
古美門には負けて欲しくないと思ってる。
こちらの夫婦の結婚、離婚は
芥川賞的な関係だったんだ。
昔、韓国がらみの訴訟の勝訴で
生瀬からもらった金のメダルを
古美門は協力者の鈴木に
メダルの半分を贈り
結婚している。
そして1年で離婚。
京香は渡米して公認会計士の
シュナイダーと結婚する。
でも半分のメダルは両者とも
捨てきらずに大切に肌身はなさず
持っているのだから
夫婦とは
何とわずらわしいものか!
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依頼人の夫婦はまだ若くて
お互いにまだ愛しているのかどうか
さえ分からないまま離婚してる。
私はこの2人は第二の古美門夫婦に
なると思う。
なんだか将来離婚したのを後悔しそうだよね。
