「リーガル・ハイ」 #5
偉くなると
つまり富と名誉を手に入れた人間が
欲しくなるものは
クルーザーにヨットに自家用ジェットに
そして池の鯉らしい。
わたくし事ですが
昔、「エサをやっておいてくれ」と頼まれ
魚に全く興味のなかった私は
えさを袋ごとぶちまけて
叱られるわ、魚を全滅させるわで
鯉に恨みはないけれど、
あまり好きじゃないのであります!
もちろんあんな立派な鯉じゃない。
チンケな鯉だけに腹がたった。
江守徹は脳梗塞で倒れてから滑舌と姿勢が
悪くなった。
客間で座椅子に座っている姿や
池の鯉にえさをやる姿やら。
やたら顔が大きくて迫力があるものだから
「これはきっと有罪だな」
誰にもそう感じさせたと思う。
そう思わせる演技力は衰えていない。
それが自殺した秘書の1本の遺書で
ホロリと人格を変えてしまった。
政治家には
たくさんの取り巻きがいて
先生を頼みに生きているのに
江守先生も歳をとってヤキがまわったかな?
1歩、仏に近づいたかな?
と思ったら、
ここは泣いて罪を認め、
検察に貸しを作る算段らしい。
ころんでも(頭が大きいのでころびやすい)
ただでは起きない本当のワルなのだ。
(起きるのに多少の時間はかかるものの)
罪を認めて、刑務所でみそぎをして
さらに出所後、5年間の雌伏の時をへて
70何歳かで再び政界に出馬する
なんて事をおっしゃる。
(座椅子で典型的な年寄りの悪い姿勢で)
「刑務所内は健康的な生活だからかえって
お元気になられますよ(堺)」
鈴木宗男みたいなもんだ。
70代なら、まだまだいける!
脳梗塞に気をつけて総理の道をめざして
欲しい。
何を望もうと本人の勝手ですからして。
江守の家の家政婦はおしゃべりでしょう?
あきれるくらいに口が軽い!
酒に酔って家政婦仲間と、新垣結衣に
頭の大きな、3頭身の江守徹の秘書の悪口を
ペラペラしゃべってた。
日頃の鬱憤のガスぬきなんだろう。
床屋も、私は危ないと思うけどなぁ。
床屋に守秘義務はないからね。
あそこで検事と弁護士が話をしたら
すぐに世界中に噂が広まると思う。
それが証拠に堺の「草の者」を
簡単に雇っていたじゃん。
身元調査もせずに。
どんなヤツでも簡単に雇うオヤジなんだ。
機密情報がダダ漏れだよ。
床屋はラジオやスピーカーと
同じだと考える方がいい。
あきれるほど口が軽いよーー
今回は話が話だけに
法廷場面はなかったですね。
脚本を書くのが面倒だったのか、
そのかわりに床屋が使われていた。