「都市伝説の女」 (長澤まさみ)
「都市伝説の女」が中々面白い。
主演の長澤まさみは
「ハタチの恋人」で明石家さんまに
公私にわたり長澤まさみの魅力を
消されて以来
「ラスト・フレンズ」でやや
長澤まさみオーラをふきかえし
「モテキ」で完全復活!
そして今回の「都市伝説の女」では
従来の長澤まさみの魅力に加えて
新境地を見せつつある。
※この時間帯のドラマは
小粒だけど、面白いのが多いよね。
刑事らしからぬスラリと伸びた足を
惜しげもなくさらして
それを「女の武器」として意識的に
利用している、このしたたかさ。
古い体質のケーサツをおのれの魅力で
振り回し、
徐々にケーサツの方が彼女のペースに
はまっていく過程がとてもおかしい。
(その被害者代表が竹中直人で
言わずと知れた
シリアスからコメディまでこなす名優だ)
「都市伝説」などと雲をつかむ様な話を
実に真剣にみんなに説いて
それで不思議に事件が解決していくのだ。
かかってくる電話を少し前に感知する
不思議な超能力も持っているから
「都市伝説?ん~まんざら荒唐無稽な
話でもない・・・かも」
警察の猛者たちもそう思い始めて
何となくではあるが
次第に味方につけていくストーリーが
現代的というか、
あらての霊能者のマインドコントロール
のようでもある。(霊能者の若手有望株)
※大体さぁ
「○○の~」といえば
そのあとにくるのは「女」に限る気がする。
「都市伝説の男」じゃ、間抜けだもんね。
「電車男」は?・・あれも間抜けだ。
「の」もつかないし。
「女」が入ると
どことなく不気味でホラーな感じがする。
なにしろ「女」は昔から
「怒ればふくれる、叩けば泣く、
殺せば夜中に化けて出る」
そう言われているではないか。
「女」はあつかいにくい、らしい。
私はそうは思わないけど。
長澤まさみ
女優として、ひと皮むけたのは確かだと思う。
「都市伝説の女」を観ていてそう思った。
ふっきれた様な開き直りを感じる。