「リーガル・ハイ」 #4
格さんの大和田伸也は
孤軍奮闘で、観てて可哀相になった。
法的には企業につけ入るスキはないので
初めから和解目的の活動なのだから
どうしてもカラ元気の感じがして
痛々しいさがあった。
どうも水戸黄門のラストと勝手が違う。
一刀両断で悪を倒して
ハイおしまい、みたいなスカッとした
痛快感が大和田伸也にはなかった。
「よしそれなら裁判だ、小僧!」
は単なるこけおどし。
企業側が裁判長の和解の勧告をけって
あくまでも判決をもらおうとしたら
100%で格さんは負けてしまう。
裁判をさけて、いかに和解金を受け取るか?
町内会の結束を固めて
マスコミを通じて企業イメージを
悪くする、これしかないのだから
なんか、むなしい戦いだよなぁ。
その町内会も堺の突き崩しにあって
結束がバラバラ
挙句の果てには町内会長の横領まで
「草の者」が調べあげ、万事休す。
全員一丸で振り上げたこぶしも
味方の町内会全員一致の採決で
無念にも敵の堺の目の前で降ろさざる
をえなくなった。
仲間の町内会に三くだり半を
突きつけられた格さんは
可哀相に、雨の中を傘もささずに
スーツにバックパックで寂しく
会場を後にして行った。
冷たいもので町内会の見送りもなし!
格「君は着手金と成功報酬金でいくら
もうけた?それで君は満足なのか?」
堺「はい(笑顔)」
格「ならいい・・がんばりなさい」
可哀相な格さん、
誰も認めてくれない正義感にむなしさを
感じつつ、今夜も
スルメにカップ酒の生活は続くんだろう。
裁判は「必ず勝つ!」裁判をしなければ
いけない。
それが訴訟のいわば鉄則になってる。
だから初めから和解金目的だなんて
ハナから腰がひけてる。
相手に足元を見られて、
「和解金は、おひとり5000円で」
なんてバカにされるんだ。
格さん、
こんな依頼、引き受けなさんな、
と思いました。
でも、面白かったです。
大和田伸也は重々しい役が上手ですね。
「小公女セイラ」で若い人にも人気が出て
ブログのアクセス数が増えたなんて
言ってた。