地球イチバン (世界一の油絵村) 中国
運がいい街だ。
何もない田んぼの村に
従業員数人つれて複製画の商売を始めた。
それが大ウケして今や8千人の絵描きが
腕をみがきつつ
世界を相手に商売をする街に発展した。
中国は大芬油画村。
ラスベガスの絵画版みたいな
世界にひとつの運のいい街だ。
村おこしに何かやりたい人たちには
夢のような話だろう。
油絵村にしようと考えた訳ではなく
自然に発展した所が
ユニークとか稀有とか運とか
そんな言葉じゃ安っぽく感じるものがある。
複製画を描く人と、本当の画家とは扱いが違う。
3回くらい入選しないと「本当の画家」とは
認められず、生活は苦しく大芬での地位も
低いらしい。
「本当の画家」になると一枚がかなりの値段で売れる。
絵が高く取引されて住居もいい。
中国全土からその夢をめざして若者が集まって来る。
それを買う観光客や仲買人
世界的にもここだけという、珍しい街なのだ。
街はたぶん油絵の匂いがするんだろうな。
行ってみたい!
ゴッホの複製画
耳を切った例の自画像は目が少し寄りすぎだった。
モネを描かせたら一番という人は
描くのが早い!
あっという間に完成してしまう。
しかもわざと睡蓮の池を明るく
自分なりに工夫して描いていた。
あの出来なら数百円なら買ってしまう。
複製画はサインを入れると違法らしく
それを見張る検査官が
ぬきうちで検査していた。
へ~そうなんだ。
行ってみた~い!
本当に行ってみたい!
中国とは外交でもめてますが
魅力的な国です。
人の多さと、あのパワー!
私の好きな国です。
数週間前には、仕事でひどい目に
あわされましたけど。
しかもまだ解決の糸口さえない。
でも好きだなぁ、中国!