マッサン ついに会社に辞表を出す
マッサンが辞表を提出した時の
社長西川きよしの悲痛な叫び
「お前を娘の婿にしようと
楽しみに2年間待ってたんだぞ!
エリーを何で連れて来たんや?!
もう二度と俺に会いに来るな!
ただ夢だけは、ウィスキーを
作る夢だけは捨てるなよ!」
何の計算もない
正直な心の叫びだ。
やかん職人のオヤジさんが
「仕事が出来る金を作って
また帰って来いよ。待ってるからな」
嫁ぎ先に人力車で急ぐのを止めて
見送りとお祝いとプレゼントを
渡した時の2人のやりとり。
エリーと相武紗季の。
嘘のない正直な心からの優しい言葉だ。
すんだ空気の青空のようではないか!
私は恥ずかしい!
こんな
計算も何もない
相手の行く末を案ずるばかりの
心の叫びを
相手にぶっつけた事がない!
恥ずかしい!
どこかで損得を勘定している自分が!
ああ、穴があったら入りたい!
こう書いてるのが、我ながら嘘くさい。
ドラマだから成立するんだ、なんて
考えてるんだ。横着だねぇ、あんたは!
死ぬとき必ず後悔する。
死してしかばね拾う者なし。
クリスマスキャロルのスクルージ
みたいな寒々とした老後を・・・
もういいか、
「え~い、くどいわ!」
「助さん、格さん、もういいでしょう」
あんたの言わんとする所は分かったから