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2017年9月16日 (土)

ダウンタウンなう   立川志らく

昔、昔のその昔
立川談志が政治家になった時
柳家小さんが
「政治家なんかならないで落語に専念しろ」
そう説教しながら自分は寅さん映画の
マドンナが榊原るみの時、ラーメン屋のオヤジをやってた。

落語と芝居は通じるものがあるのかも知れないし
寅さんのひとりのセリフは落語だもんね。

誰しも有名になりたいのだろう。
落語だけでは食べていけない事情もある。

金髪豚野郎もそうだし、銭形平次の下っぴき
朝ドラの「こころ」にも出てる。昔の三平もそうでしょ。
笑点メンバーは全員だ。ドラマやらバラエティやら。

柳家小さんは剣道の達人で風格があったけれども
高座では「とぼけた個性」でね。
座っているだけで可笑しかった。

みんなこの「個性」を見つけるのに四苦八苦するんだ。
俳優も芸人も。
立川志らくは「もろ談志」でしょ。
生前の談志を知る人ならすぐ分かる。

談志のすごい所は自分の二番煎じを作る所だ。
影響力がハンパじゃない。
爆問の太田なんか一時期、談志にかぶれてしまい
高座では「もろ談志」だった。

俳優にも談志の弟子になる人が多数いて
こちらも落語は「やや談志」だった。

影響を与える者と、影響を受ける者を比べるならば
影響を与える者が上と相場が決まっている。
いかに談志が偉大で「個性」が強烈だったかです。

志らくは談志がもういないからあの「個性」を
引き継いでも構わない気がしますが
独自の「個性」を少し工夫して確立した方が
人気が長持ちすると思う。

兄弟子の談春の裏の顔を暴露すればウケるだろうけどさ。
落語家の品位を落とす気がする。
「一線をこえる」これを見極めるのもコツがいるんじゃない?

マツコだって毒舌だけど「一線」は心得ていて
毒舌のあとすぐにフォローするもんね。
マツコのあの「一線をこえない」呼吸は
大したものだと思います。

談志は有名人が大好きだったそうで
自身も有名人になりたかった。
志らくは師匠が亡くなったので、その供養から
有名人になろうとテレビの出演を始めたそうだ。
どうせなら談志が生きている間に有名人になれば
談志も喜んだだろうに。
どうも志らくのテレビに出始めた動機がよく分からない。


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