ひよっこ ああ終わってしまう
「人の薬は人である」
こういう言葉があります。
ドラマ「ひよっこ」はこれを実践して観せて
いるのであります。
苦しい時、悲しい時
心の傷をいやすのは、他ならぬ人なのであります。
酒を飲んでも、やけ食いをしても、喧嘩を売っても
すねて引きこもろうと、気分は晴れないのに
人と「ひとこと」会話をすると、あら不思議
気持が楽になるのであります。
悩みを自分だけの胸に抱えこんではダメ。
友達でも家族でも、とにかく誰かに話せば
モヤモヤしていた霧が晴れてしまう。
自分から話すもよし、まわりの者がきづかって
話を聞いてあげるもよし、
「人の薬は人」なのであります。
「ひよっこ」はつきつめると、そういう事だと思います。
気持が軽くなると他人にも優しくなれる。
同じ時代を生きて、やがて確実に死んで行くいわば
みんなが家族であり仲間なのです。
角つきあわしても、つまらない。
全世界にメッセージを発したのです。
人種や言葉は違えども「人の薬は人」は万国共通の
理想的な生き方です。
ところが人間はそうは作られていません。
2人そろっただけで、相手に負けまいと争いが始まる。
いわば宿命というか煩悩です。
そういえば「バカは死ななきゃなおらない」
という言葉もありますね。
来週は最終週です。
ものすごく、はじけると思います。
番組の打ち上げみたいに、打ち上げ花火ですね。