和牛 漫才先生 つかみの30秒の勝負
和牛先生の「漫才先生」など誰も興味がないと
分かっているうえに、終了してもう何日も
たっているから、仮に観た人がいたとしても
すっかり忘れているだろう
でもいいんだ
私のブログだし、一番落ち着ける場所だから
何を書いても許される場所だから
和牛先生は飛び込みの営業は最初の30秒で
勝負が決まるとおっしゃる
この番組が出来るにあたり、スタッフとの会議があり
その結論で和牛先生は2人でどんな講義をやるか
作戦を練ったと思うんだ。
最初の30秒で勝負が決まる。
和牛先生とキリンビールの生徒たちとはもちろん初対面で
いわばやり方は営業と同じなのだ。
そこで和牛は講義をどう始めて最初の30秒で生徒の
気持ちをつかむか?考えたと思う。
漫才のネタと変わらないくらい頭をひねったと思う。
「僕たちはM-1グランプリで2年連続2位なんですよ。
キリンさんも1位の座を他の会社に奪われて2位ですよね。
だから私たちもみなさんの気持ちはよく分かりますし
みなさんも私たちの気持ちを分かってもらえるのでは
ないですか?」
この言葉がいわゆる初対面の人の心をつかむ30秒なのだ。
みずからさりげなく実践してみせた。
たぶん生徒のだれも気付かなかったのではないか?
洗練された見事な「つかみ」だ。
しかも番組が始まってから終わるまで
ただの一度も「かまなかった」
それと滑舌のよさ、ムダな言葉のなさ
生徒に伝わったかなあ
番組全体を和牛はひとつの漫才のネタづくりの型に
はめていた。
型をはずれたのは、休み時間の社長とのフリートークの
短い時間だけ。
いや~見事でした。すっかりファンになってしまった。