「極芯道」
○大相撲の幕下の力士に「極芯道」というしこ名の
お相撲さんがいて、初めて電光掲示板で名前を
見た時は驚いた。
女子が入れ墨を入れるのは是か非かの論争が
あった時だったので、それに近い驚きがあった。
親方はよかれと思い弟子にしこ名をつけているのは
これはもう間違いのない所で
競馬の馬主がふざけた名前を持ち馬につけるのとは
全然違うハズなのだ。
入れ墨もそうだけど、日本の風習として
入れ墨や極道には反社会性を感じる、
これはいい悪いの問題ではなくて風習でそうなっている。
「極芯道」
どうも極道を連想してしまう。
きっと中国の故事か何かで有難い意味があるのだろう。
しかし字面が、ちょっとね。
ところが無節操なもので、
優勝すると、いい名前に見えてくる。
ものすごく良い名前に見えて来る。
勝負事は勝たないとダメだ、という様な
軽い気持ちではなくて
何と言いますか、風格を、いや違うな
重みを感じてしまって
インタビューの受け答えが笑顔で素直な返事なの。
どこの出身で、どこの部屋なのかも知らないけれど
部屋の出世頭になるまで応援しようと思う。
朝青龍の甥と大鵬の孫が対戦して
朝青龍の甥が苦し紛れの首投げが決まって勝利した。
大鵬の孫は負け越し
相撲界の将来に暗雲がたちこめた日だった。