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2018年10月23日 (火)

まんぷく  本土空襲が始まる

昭和20年といえば
私はまだ生まれていない。
相当な難産だ。
おかあちゃんもさぞ苦しかったろう。ありがとうね

日本が、この神国日本が鬼畜米英に負ける訳がない。
何故なら、日本人はコンニャクを食べている!
いざ本土決戦だ。
な~に、いざとなれば宝蔵院流の竹やりがある。
雨あられと降って来る焼夷弾には隣組一丸となり
バケツリレーだ!
爆弾三勇士だって黙っちゃいない!
神風もきっと吹き荒れる!
日本が負けるものか!

戦争に負ければ、女が荒らされる。
そんなこと日出ずる国であろうはずがないではないか!
八百万の神もご照覧あれ
神国日本は蛮国の侵略を潔しとせず
最後の一兵卒まで戦い玉砕する道を選ぶぞ!

手に手をとって固く誓い合った貴様と俺なのに(貴様?!)
鬼畜にも劣るアメリカ空軍の姑息なビラまきで
決心がもろくも揺らぐのでありました。昭和20年。

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飛行機によるビラまきは、クセがついちゃって
終戦のあとも企業が宣伝でやっていました。
ふって来るビラは取るのが難しくてね。
ちょっとした運動会気分だった。

福子夫妻の寝室にあった蚊帳ですが
あれはいい!
夏の季節は蚊取り線香の匂いとコラボして
とても懐かしい思い出になってます。
オヤジの大きな背中が寝息で
大きくなったり小さくなったり
蚊帳の外では母親が食事の後片付けをしており
蚊帳の中からは大きなラジオが右上にONを表示する
目玉の様な明かりが見えたりして(緑色)
広沢寅蔵の浪曲なんぞをやっていた。
子守歌かわりだった。
すべて兵隊さんのおかげです。
私は平和ボケの日本でこんなに立派に育ちました。


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