まんぷく 源義経 姿をくらます
武士の娘が家出をしたので
福子と萬平は大坂まで探しに行った。
ところが孫が生まれる事もあって
武士の娘は近くのラーメン屋にいた。
全く人騒がせな源義経だ。
こんな近所に隠れているとは
文字通り
灯台の根元は暗いよだった。
たちばな塩業の台所は
福子は身重で、
男の従業員は足を骨折
だから義経は八艘飛び、朝から夜まで
大車輪で頑張らないと仕事が片付かない。
姪っ子がまるで、そのつじつま合わせの様に
春休みで一日手伝う事になり、従業員は
口うるさい大奥様がいなくなり、容姿について世間の評価は
ともかくも若い女の子が同じ屋根の下にいるという
だけでハシャイでいる。
大奥様があまりにも可哀想。
親が子供を思うホド、
子供は親の心配はしないというけれど
福子でさえ源義経の末裔であるには笑っていた。
そうじゃない、そうじゃな~い
問題はそうじゃな~い
大奥様の苦労に誰も感謝しない所が問題なのだ。
朝起きればちゃぶ台に朝ご飯が並び
昼、仕事から帰ればまた食事が出来ている。
あたり前の様に。
食事はね、誰かが作らないと目の前に並ばないのよ!
お風呂だって洗濯だって。
大奥様を煙たがってばかりいないで
少しは感謝しないと!
しかも態度でそれを伝えてあげないと!
武士の娘はメンタルが弱いのだから。
一緒に暮らしていて、そんなことも分からないの?