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2019年4月27日 (土)

萩本欽一 スーパーマン グレンフォード

萩本欽一の顔色が悪いそうで、心配だ。
年齢が亡くなってもいい領域に入ってますから。

浅草フランス座では相方の二郎さんが先輩で
負けん気の強い2人はアドリブ合戦で
ストリップの合間の舞台を走り回ってた。
二郎さんがボケなので欽ちゃんがツッコミで
盛んに二郎さんを困らせて失敗するのを
お客に笑わせて、それが欽ちゃんの笑いの
原点になった。
人を困らせてアドリブで失敗するのを
笑いものにする。

軍団めいたものを作ったのは欽ちゃんが
最初じゃないか?欽ちゃん劇団。
「たけし軍団」「石原軍団」「北島三郎軍団」
これらのさきがけだと思うけど。

今朝テレビで「スーパーマン」があった。
完全無敵は現在は何と言うのだろう。
でもまだスーパーマンは健在だよね。
堺正章が途中で「スー・パーマン」と茶化したけど。

萩本欽一が全盛の頃アメリカに渡って
スーパーマンの育ての父親役だったグレンフォード
に面会した事があって
それがさあ
あちらは映画の大スターでしょ。
それに物おじせずに、いつもの自分の流儀で
笑いを取ろうとしたのよ。
グレンフォードを困らせて困惑するので笑いを
取ろうとね。
ところが向こうは言葉が通じないハリウッドの大スターで
しかも誇り高いのよね。
そこに東洋のイエローモンキーがやって来て
ああしろ、こうしろ、って無理難題をジェスチャーで
要求するわけさ
最初はニコニコ付き合っていましたが
ついにキレちゃった。
ひとことも発せず、無反応になった。
人を困らせてアドリブの笑いをとる欽ちゃんの
やり方が通用しなかったのだ。

グレンフォードの不機嫌な顔をいまだに覚えています。
私は無関係なんだけど恥ずかしかったあ
申し訳なくてさ

私は欽ちゃんはスキなんだけど「笑い」はスキじゃない。
劇団を欽ちゃんの「色」に染めるやり方も同じ。
お笑いは個性を重視して自由にやらせるべきだと思う。

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