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2019年5月15日 (水)

やすらぎの刻~道

ニキビの慌てぶりと公平の驚きから考えて
爺ちゃんと昔の恋人が駆け落ちしたのではないか。
爺ちゃんの元恋人はお婆ちゃんになってしまったけど
昔はかなりの美人だったろうと
想像できる様な人だった。

他の可能性で有力だと思うのは
縁側で爺ちゃんの昔の恋物語をよどみなく
とうとうと話して聞かせていたあの
お婆ちゃんが実は本当の爺ちゃんの元恋人
の可能性があるという事です。
これも捨てがたいよね。

水車小屋の横に座り2人で歌を唄っていた
お婆ちゃんはお爺ちゃんの名前を間違えたりしていた。
2人とも痴呆症ですからね。
誰かと勘違いしているんだ。
お爺ちゃんも「ほうとうなら出来る」と言っていた。
お爺ちゃんも勘違いしている。

痴呆症ならウチの親戚には3人いますが
ドラマみたいに生易しくないです。
爺ちゃんが原風景をめざして山道を3里
歩いたというのは「徘徊」でしょうが
実際はあんな生易しいものではなく
もっと悲劇的です。
私の親戚の叔母さんは2人が特別養護老人ホームで
1人は痴呆症の入り口でひどくなる一方です。

とてもじゃないけど「原風景」を訪ねて
生まれ故郷に帰るなんて芸当はできません。
可愛がってくれた私の顔が全く分からないの
ですから。というより反応がないのですから。

ニキビの爺ちゃんは満州に行くのは無理だと思う。

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