« やすらぎの刻~道  満州の誘惑 | トップページ | なつぞら »

2019年5月 9日 (木)

やすらぎの刻~道

この時代は日本の戦局がまだ良かったので
軍歌も景気が良く明るいものばかりだ。
アメリカが参戦して終戦が真近になると
軍歌は急に寂しく暗いものになる。

満州では連戦連勝で
だから日本から女郎屋が店を出していたのだろう。
おりんちゃんはそこに売られたんだ。
売られて行ってから数年たっている。
助けるには身請けの金が必要だし、
間に合わないと思う。

私の姉の話なのですが
看護婦の学校に進学したい、と父に相談したら
父は血相を変えて許さなかった。
父は肩を撃たれて野戦病院で治療を受けた経験があり
その時の看護婦たちを見ているものだから
激怒しましたね。
時代は変わったのだけど父の記憶は変わらなかった。

終戦間際になるとそれ専門の人が派遣されて
明日決死の出撃に出る古参兵や初年兵らの
相手をしてあげていたらしい。
戦時の慰安婦はどこの国でも同じです。

おりんちゃんも戦争の犠牲者ですね。

しのちゃんは悪ガキをモップなぎなたで叩きのめしたり
酒で本音をわめいたり、三平の絵のモデルになったりと
気性が無鉄砲だ。
そこに危うい魅力がある。
惹かれる公平の気持ちが分かります。

公次は海軍航空隊に志願した。
制服が壁にかけてあった。
どこの軍隊も入隊者があこがれる様な
カッコいい制服を作ったらしい。
公次の気持ちは別だけど。

« やすらぎの刻~道  満州の誘惑 | トップページ | なつぞら »