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2019年6月 1日 (土)

いだてん

先週見損なったので今日再放送を観た。

私は金栗氏が金メダルをとると勝手に
思っていたものだから
その時代の人たちと同じくらいガッカリした。
30K付近で失速して結果は16位だったそうだ。
マラソンで負ける選手は大抵30K付近で
失速しますね。あそこは鬼門なんだ。
勝負の分かれ目の、魔の30K付近なのだ。
よく知らないけど。魔物がきっと住んでいるのだ。

金メダルを期待されながらとれなかった失意の
金栗氏はみんなに同行して帰国せず旅をする。
失恋もそうだけど、失意のどんぞこになると
人は旅をしたくなるらしい。
受け入れる旅館はひとり旅だと自殺じゃないかと
心配するらしいね。
なにしろガッカリして元気がないから。

でも金栗氏は旅の途中で女子体育の指導者と
なる生き甲斐をみつける。
ここが凡人とは違う所で、歴史に名前が
残る人は気落ちしてもトンチがきくんだ。
ヒントが頭に浮かぶと行動力があるから
すぐに元気になる。

帰国したらマスコミの前で謝罪会見だろうけど
謝罪は忘れて女子体育論の一席をぶちまけるのだろう。
名前は知っていたけど、こんな人だとは思わなかった。
いいよね、しぶとくて。

金栗四三か、変な名前だこと。
珍名さんの部類になるんじゃない?

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