やすらぎの刻~道
青っ洟は、しのと三平の恋物語に首を
ツッコんでいますが自分の結婚については
驚くホド呑気だ。
犬山が青っ洟の嫁は俺のお下がりだと
笑った相手だよ。
事実なら、相当な食わせ者だ。
すれ枯らしと純情娘を器用に使い分けて
世間知らずの青っ洟を手玉にとるとんだばくれんだ。
青っ洟は開拓民組だからいずれこの子も満州へ
行くのだろうね。
分からないのはこの子が青っ洟のどこに目をつけて
嫁の座を狙っているのかという点です。
青っ洟の家は貧乏だから苦労するだけの様な気がする。
でも結婚すると得になる何かがあるんだろうね。
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「詐欺師」が悪い仕事で使う常套手段は
「早く、早く」と急がせることです。
獲物の頭を混乱させて考えるヒマを与えない。
正気にもどった時にはもう仕事は終わっている。
私は何度か痛い目にあったのでよく分かります。
満州開拓民の会合で役人側は早口で手引書を
読んで聞かせたでしょ。
集まった農家たちの頭の処理能力をこえた速さで。
内容を詳しく説明する気など初めからない!
上からの指示どおりに屈服させるのが目的だ。
最初からいやも応もない。
おかみの命令ですね。農家側に選択の余地なし!
支給されるお金も減額された。
満州の地元の農民たちもひどい目にあった事だろう。
中国では日本人を小鬼と呼ぶ。
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しのは小沼師範と三平の間で心気が乱れている。
顔は平静を装っていますが。
こういう時は危ない。
新興宗教とかにつけ込まれるのはこんな時だ。関係ないけど。
ココロのスキマを、お埋めします。喪黒福造みたいな。
または、選択を誤って自滅するかもね。
しのちゃんみたいなシッカリ者でもあるんだねぇ
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