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2019年6月 5日 (水)

やすらぎの刻~道

根来家に不気味な特高の影が迫っている。

小沼道場の小沼師範は国と故郷を愛しており
それを守る為ならば何でもする。
特高の職責を果たす為でも何でもする。
剣道師範でもあり覚悟のほどが全身にみなぎっている。
すでに命を捨てて国に我が身をささげる気迫が
凛々しいたたずまいに見えるのだ。

そんな小沼が根来家を見逃す訳がない。
鉄兵、三平、公平、しの
熊のフミコの巣に埋めた室井先生の本は
必ず探し出し、係わった者はみんな逮捕
どの本を何の理由で燃やしたのか
徹底的に激しい拷問で調べるに違いない。

「若きウェルテルの悩み」
小沼はしのが好きなんだろう。
でも取るに足らないことだ。

しかししのちゃんは小沼に気をゆるして
すべてを話してしまった。
うかつだったなぁ。
何事もなければいいのだけれど

特高と憲兵は恐い

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