なつぞら
雪次郎は芝居が好き。
でもね
人に聞いた話では好きな道を生きると
苦しむらしいよ。
でもね
夢だからね。
30歳までと期間を決めてやればいいんじゃない。
私は固く生きすぎて後悔しています。
夢もあったし、遊びたかった。
1回こっきりの人生だ。
これが不自由だよねぇ。
何回もやり直しがきくのなら、悔いなしだけど。
若い頃は自分の才能を過大評価するから。
芥川龍之介は
「最近ウチに自称将来の作家、他称文学青年が
訪ねて来るので閉口だ」と書いている。
ま、はしかみたいなものでね
どんな職種でもかかるのよ。
会社をやめて仲間と自分らの仕事を立ち上げるとか。
どこまで夢を追うかだよね。
やめ時を間違うと一生を棒に振る。
雪次郎の場合、家業を継ぐ訳で
坊主が寺修行をしてるみたいな感じで
川村屋にいる。
恵まれた環境なのに気がつかないんだ。
苦労がたりない。「半分、青い」ね。
人の助言を聞く耳を持っているかどうか。
雪次郎の将来はそこにかかっている。と思う。
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「なつ」は誰彼かまわず、ああしろこうしろ
うるさいよ!
雪次郎は立派な大人だよ。
何をしようが大きなお世話だよ。
「裏切り」という言葉はどぎついね。
もっといい言葉があるだろうに。好きだよね。
東洋動画の中庭に座る際は、
ハンカチをしいて座るでしょ?
服が汚れるから。
残業はしないんだ。
忙しいと言いながら。
定刻に出勤して定時に帰ります。
男は一家を養っていく大事な仕事があるんだよ。
いくらお金があっても足りない!
そーいう事、誰も考えないの?
東大出の哲学者。
何だあいつ、うるせーな
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