なつぞら
何度か「なつ」の机の横を通って
感性のない芸大秀才の男を叱りに
来ているハズなのに、
「なつ」が描いた白蛇姫が「なつ」の
机の上にあるのに、「なつ」が描いたとは
思わず彼氏をベタ褒めしてしまう貫地谷しほり
どうかと思います。
まさかと思うでしょうが、「なつ」は図々しい
ので家に持ち帰り練習で描いたのです。
北海道の学校の演劇部で偶然にもやった演目
である白蛇姫物語で、持ち前の感性をいかして
描いてしまいました。
どうもすいませんでした。
この感性を会社を辞めさせるには「惜しい!」と
メガネとデブが強くおすものだから
もう一度、再びのチャンスを「なつ」に与えて
入社試験をすることになった。
みずみずしい感性というものは誰にでもあるという
訳ではありませんからね。
でも「なつ」は繊細であり、図太くもある。
だから入社試験を段取ってくれたメガネ先輩の
おごりの食事をケチャップで口を赤く染めながら
お得意の「なつ」が豆鉄砲を食ったような
目をまるくして驚きの表情でフリーズした。
メガネ先輩とデブは仕事が忙しいハズなのに
余計な事をしてくれた。
ドラマのキャストは素晴らしくいいのに
誰ひとり血がかよっていない!
「なつ」すらも。
これは芝居が未熟なだけですが。
とにかく誰もどんな人なのか性格すら分かりませぬ。
どーいう事ですか!
私の家では「嫌味がない」と好評なのです。