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2019年6月11日 (火)

やすらぎの刻~道

私たちは戦争の結末が分かっているだけに
召集令状や志願兵の壮行と
満蒙開拓団の送別は胸が痛みます。
幼馴染の4人が顔をそろえる時は来ないでしょうね。

両者とも戦争で危うい命は拾っても
満州からの引き揚げは大変だったらしいから。
ウチの親戚にも1人ですが引き揚げ者がいまして
話は凄まじいですよ。

こないだ中国に旅行した時
満州から引き揚げたという港を見ましたが
海水浴場になっていました。

日本が優勢の頃は中国人が集団難民で
死の行進だったらしい。
戦争は不幸です。

一時帰国した公次は
中国と開戦の後、アメリカ、イギリスともやると
公平と三平に覚悟をしておけと言い聞かせた。
軍事機密でしょう。
これが軍規に違反しない程まだあとがあるんだ。きっとね。

公平は自分はついていないが口癖ですが
母親の死に目にあえなかった公次もついてない。

※森繁久彌が「だいこんの花」で息子の竹脇無我だったか
 部下の大坂志郎や牟田悌三だったかにむかって
 「陸軍はいけません、陸軍はやぼです。そこいくと海軍は」
というセリフがありました。
今のドラマだったら、このセリフはネットで叩かれるかも。
森繁は海軍大佐なのによく裁判をすりぬけましたよねぇ。
私の知人のご先祖に中将で、裁判で助かった人はいますが。

青っ洟に手ほどきをしてくれた天使は
開拓団の見送りでも一人孤立していましたね。
旦那や子供もおらず、生活は苦しいのだと思う。
鉄兵はお金を払って頼んだのだと思う。

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