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2019年7月 8日 (月)

やすらぎの刻~道

しのちゃんは三平が好きで
出征の日が近くなるにつれて
心配で仕方がないのだ。
欝々としている。

お国のために命を捨てる

でも何故戦争になったのかまでは知らされていない。
「お国のため」という言葉は美しいけど。
何故訳が分からないまま戦地に送られて
戦死しなくてはいけないのか?
政府の命令としかで
誰も戦う理由がハッキリしなかったろう。

戦争では命の保障はない。
三平は死ぬかも知れない。
だからしのちゃんは三平と距離をとっている。
あまり深入りすると戦死した時つらいから。

公平との喧嘩は憂さ晴らしだ。
どこにぶっつけて良いのか分からないイライラを
公平に協力してもらったのだ。

喧嘩のあと、公平に恨みがましい態度を
取らなかったのはその為だ。
「胸をさわったでしょ?反則よ」
なんて、適当にからかわれてた。

出征前はあんな感じなんだろうなぁ。
ほぼ戦死だろうからね。
思想犯だった小夜子先生の旦那さんは
早速戦死した。
同僚のいじめがすさまじかったろう。

公平は単純で無邪気で善良で可愛い。
しのちゃんとの喧嘩での
最後のあの態勢ではもやもやしても仕方がないと思う。

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