やすらぎの刻~道
公一が昔好きだった愛する人は死の病にかかり
家族にひどい扱いを受けていた。
肺炎は吐血もするんだね。
家族に見放されて
すき間風がもれるボロ小屋に隔離され
せんべい布団に寝かされて
感染が恐いから誰も近寄らない。
早く死ねばいいのにと思っているに違いない。
家族にすればとんだ厄介者だ。
病人は咳と吐血で眠れないんじゃない?
ひとりでどんなに心細いことか、想像もつかない。
何を思って天井を見ているんだろ。
あきらめから、もう考える気力もないかもね。
夢うつつで公一の顔を見た時
嬉しかったろうなぁ~
すがりつきたかったと思う。
反面、病気をうつしたくない悲しいひけ目もある。
それを打ち消すように
はげます公一
吐血で汚れた洗面器を外の水がめで洗う公平。
感染の危険をいとわずに世話をする行為は
死を目前にした身にどれだけ人の優しさが
胸にしみたことだろう。
いや~感動した。
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しのちゃんは、私は近くにいると思う。
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