« つぶやき | トップページ | 「歓喜の歌」 年末恒例 »

2019年12月30日 (月)

「いだてん」  「牡丹灯籠」

私のオリンピックは64年の東京の
ひとつ前にあったローマから。

学校がね、気前がよくローマオリンピックの
映画を観て来いとチケットをくれたから。

ビックリしてねぇ~
思春期なのもあったかなぁ、すっかり
オリンピックの魅力にかぶれてしまって。
映画館からの帰り道はもう夢見心地でね。

学校の図書室にオーストラリアの陸上選手
クレイトンの本があったから早速それを
熟読してね。

私は何にでもかぶれやすいタイプなんだ。
芋がうまけりゃ芋ばかり。ラーメンがうまけりゃ
ラーメンばかり、ロールケーキ、コーラ
今はカフェオレジュースを毎日飲んでる。
ウチは糖尿の家系だから心配なんだけどやめられない。
私は賭け事はしない。身を持ち崩すに決まっているから。
薬物なんかに手を出したひにゃ、どうなるか

絵を描き始めると、描き終わるまでやめられない。
食事もしない。トイレにもいかない。
ついこないだまで微積に狂ってた。
微積マニアなんて生易しいものじゃなかった。

柔道に自転車旅行に、
みんな中途半端ばかりなんだけど病的でね。

オリンピック熱もすごかった。
今でもオリンピックは録画している。
トライアスロンや馬場馬術も好きで好きで。
要するに変人なんだ。
凝り性なんてレベルじゃない。
永谷園のお茶漬けなんか吐くまでやめられなかった。

今は糖尿がホント心配。
ジュースとリポビタンをどうしても毎日飲んでしまう。

「いだてん」をホメる人は少ないけれど
私は落語に一時ものすごくこって
だからオリンピックも落語も、どストライクでね。
放送は全話観ました。一週間が待ち遠しかった!

志ん生は知らない。息子の馬生と志ん朝は何度も
聞いてる。目の前で。
3人とも死んじゃった。

************************

市川崑を記録映画の監督に起用したのは大失敗だったと思う。
世界の評価も悪くてね。
単純にオリンピックを記録するだけで良かったのに
自分の中で昇華させて芸術映画にしちゃった。
選手たちの人間ドラマに。
ホントあれにはガッカリしたね。今でも私は恨んでいます。

************************

「いだてん」は視聴率が低かったらしい。
構成が分かりずらいとか言って。
「パルプフィクション」を観てごらんよ。
あれよりかは、マシだから。

あ~あ、「いだてん」終わってしまった。
来年からはまた鎧を着て戦三昧のドラマだろうね。

***********************

話は違うけど「牡丹灯籠」
異聞とか何とか書いてあった。
だけどあれは前作の余計な部分を削っただけだよね。
確かに前作では後半の尾野真千子が長すぎて
肝心の牡丹灯籠が前半だけで変な感じだった。

« つぶやき | トップページ | 「歓喜の歌」 年末恒例 »