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2020年1月 4日 (土)

NHK正月時代劇 「家康、江戸を建てる」「そろばん侍 風の市兵衛」

時代かなあ~
時代劇は「薄っぺらい」ものでないと
視聴者に受け入れてもらえない。
時代考証など、適当でいいのだ。
例えば映画「超高速参勤交代」のように。

江戸時代研究家のなかには
あれを本当の江戸時代だと誤解されるのが恐い。
そう言う人もいますが
観てもらわない事には話にならない訳で
仕方がないと思う。

民放で時代劇をやるなら連続ドラマでないと
相関関係を分かってもらえない。
視聴率は下がり、スポンサーは離れる。
水戸肛門、必殺、子連れ狼、木枯し紋次郎などなど。
NHKの大河ドラマが人気があるのは、毎週連続なので
相関図が自然と頭に入り、親しみがわいて来るからです。

視聴者はドラマのストーリーの表面だけを
なぞって鑑賞すればいいのであります。

制作側も単発の時代劇は難しいと思う。
登場人物の相関関係を分かってもらうだけで
相当な時間が必要で1時間半くらいではとても無理。

江戸時代は縦社会ですから盲目の世界も
上が検校から下は座頭まで、きっちり身分制度がある。
本当は座頭の下に悲惨ないざり(足がなえてる)なんて
いうのもある。
検校まで持ち出すと頭が混乱すると思う。

しかも検校の娘を小大名の跡継ぎの嫁に招くという
政略結婚的なものまでからませて
観ている人は訳が分からなくなったと思う。

検校は金と女に悪でねぇ、俳優だと金田龍之介みたいな悪役が
ピッタリで江戸城では茶坊主と喧嘩までしてた。

張本勲が言っていました。
剣道で日本一の人は傘だけで5人を倒せる、と。
寺尾聰と向井理は2人だけで藩邸にのりこんで
ばったばったと斬り倒していた。
鉄鉢か、せめて鎖かたびらくらいは着ないとね。
敵のワナに、ハマると知ってたった2人で乗り込むのでしょ。

私の家には押し入れに西南戦争で使ったという
白さやの刀がありましたが、つばぜり合いの刃こぼれが
たくさんありました。

だから2人の刀は1本ではとてもあんな大人数は斬れません。

2人は弓で射貫かれても、死なない!
向井理は脾腹をやりでつかれたのに、死なない!
相手の侍は「あいつらバケモノか?!」と驚いてた。

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幕府は天領を増やそうとスパイをあちこちに放っています。
あれだけの騒動を起こしたら藩主は切腹、奥方は出家
このくらいでは済まないと思う。
お取り潰しですよね。

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「家康、江戸を建てる」は

小判を秀吉より先に作らないと
秀吉に、家康に謀反の疑いがかかる
だから大急ぎで江戸で小判をつくらねば、という理屈が
どうも分かりませんでした。
どういう意味?

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