私の「床屋」
私が通う床屋は吉本新喜劇の芸人さんで
床屋の親方から、新喜劇を取るか床屋を取るか
詰め寄られて床屋にしたという、
少し変わった経歴の人で
それはいいとして
店を建てる時、部屋の天井の隅、ちょうど
クモの巣ができるあたりに神棚を祀っており
家を建てる時は地鎮祭などやりますから
そう変じゃないのだろうけど
近所に住むお祓いのオバサンが有名な人だと
聞いたので、その人に頼んだら
夜中すぎに床屋の親族を一緒にマイクロに乗せ
高速を2時間くらい走って山奥に行き
木をひもで四角に結んで結界を作り
その中央で火をたいて呪文を唱えながら
床屋を棒で殴って、床屋は地面に四つん這いになり
さらに呪文と殴打をやって終了。
あくる日、新築の床屋の店に神棚を作った。
床屋は仕事前、毎朝、神棚に柏手をうつそうだ。
印象としては横溝正史や陰陽師の世界なのだ。
床屋の性格は男らしい。
下ネタが大嫌い。
音楽とくに邦楽が好きで
ほぼ全曲そろっており、客がとぎれると
4Kの大型テレビでコンサートを観ている。
近所で火事があると飛び込んで助ける、いい人なのだ。
でも神棚のいわれが・・・
うん、あれな
ちなみにお祓いのオバサンは雲隠れしてもういない。
うん、それな
« 雑談 | トップページ | 今日の「コロナウィルス」 »