エール
夫の裕一がレコード会社に勤められたのは
音は自分のてがらだと思っているので
今回も自分の力で夫を助けられると思ってる。
だから
朝食は食べかけですぐやめ、後片付けは後回しに、
着がえもそこそこに、
音は「思い立ったら、すぐ行動」あるのみ!
昔、役所で「すぐやる課」というのが話題に
なりましたが、あれですね、今は
「すぐやる?そのコロナ対策?」だけど。
レコード会社はすでに活動していた。
志村けんまで来ていた。
裕一はのんきに朝食を食べていていいのか?
仕事が認められる様に誰よりも早く来て
やる気を見せないと!
コンビニでもさあ、
テキパキ動く店員は客が列ができても
待ってやる気になるもんね。
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アガサクリスティーの映画を見ていたら
音が裕一の為に買った蓄音機があった。
由緒あり気な家の隅に置いてあった。
かなりの高級品かもね。
遊びは芸の肥やし、といいますから
裕一も仕事で一応の結果を出した木枯くんを
見習って、遊べば、作曲の幅が広がるのではない?
サザンの桑田佳祐は世界の音楽を聴いて研究
しているらしいし、小説スクールの石田衣良は
小説家になりたいなら好きなジャンルの小説を
3年間かけて1000冊読みなさいと教えてる。
裕一もアンテナを多くはり、人間観察すれば
かつて音との恋愛で曲が書けた様に
インスピレーションがわくかも知れない。
西洋音楽より演歌を会社は
欲しがっているみたいだから余計ね。
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音の作る朝食は味はイマイチらしいけど
品数は豪華だ!