エール
ドラマの最後のパートで
父親の唐沢寿明が「ウッ!」とうめきました。
これはエクスタシーでつい出てしまう「ウッ!」
ではないと私は思います。
「貴様!ふざけているのか!?
ここは有識者会議であるぞ!猥談するなど
もってのほかである!貴様、この有識者会議を
愚弄するつもりか!?」
愚弄などする気は全くありません。
消去法、
これが私がクランケに向かう際の信念であります。
いらぬ可能性を消していけばやがて真実に当たります。
「ほう まぁいいだろ、で?」
唐沢寿明のまわりに注射器や大麻コカインの類は
ありませんでした。妻の菊池桃子の若い頃を
想像すれば裕一の妻が唐沢のタイプではないのは明らか。
よって「ウッ!」がエクスタシーで発せられた
可能性は消えました。
次に考えるべきは、クランケの体調であります。
「ウッ!」とうめく痛みはどこから来たのか?
心臓、心筋梗塞 不整脈など、これは胸に
手をあてがうハズ、ですからこれもボツ。
頭部血管系なら、例えば、脳梗塞、脳血栓、脳出血
くも膜下出血などなど
いずれも意識不明の重篤におちいります。
しかしクランケは立ち上がり自分の部屋に
向かいました。意識がハッキリしており
よって、これも消去されます。
あと肝臓、すい臓、胆のうなど
急性ならともかく、クランケはこの病気を
わりとながく患っている感じでした。
だからこれもボツ。
あとは消化器系と泌尿器科系です。
大腸、腎臓、前立腺、尿路
これらは可能性ありで保留しておきましょう。
可能性としては見過ごせませんが
あとにラスボスが控えていますので。
何故なら最も疑わしい胃と十二指腸があるからです。
クランケはこの所、ストレスが多かったと推測
されます。お店はたたんでいましたし
裕一の歓迎会に弟の姿がなかった。
家庭不和を感じさせます。
「それで どうなんだ!君の診断は?
もったいぶらずに早く言いたまえ!
ドクター・キルディア君」
胃!胃潰瘍か胃がん!そう考えます。
以上であります。
有識者のみなさまのご意見をお伺いしたく存じます。
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