月曜から夜ふかし 人の生き方はそれぞれ
2月になった今頃MCマツコに
「明けましておめでとうございます」
と挨拶されても、
世間はすでに仕事に追われる普段通りの毎日で、
いまだ正月気分に浮かれている者がいるはずもなく、
テレビ放送と現実世界の意識の乖離に
こっちは一体感を奪われて
また、タイミングをはずした挨拶がいかに間抜けか
過去の時間を生きる人間に教えてもらった気分で
折角の憩いのひとときが白けつつ
「月曜から夜ふかし」を、酒をチビチビやりながら観た。
マツコにはマツコの時間があり他人にとやかく
言われる筋合いはない。でもへたをこいたのは事実で
厚化粧で白く塗装した顔のシワと眼球の赤い充血が
UPで映されて「マツコが一番視聴者の睡眠を
邪魔する月曜から夜ふかし」だと思った。
桐谷さんが将棋雑誌の古本を20万円という破格の
値段を提示されたにもかかわらず結論を保留したと
しても他人にとやかくいわれる筋合いはない。
元棋士には苦労時代の思い出があり断捨離は無理なのだろ。
株主優待生活を自転車でまわってアホに見えるが
それが彼の生きる道なのだから、いいんじゃない別に。
たとえ残った前歯が犬歯のみのおじさんが
「犬」を知らなくても不自由なく生きていけるのだ!
ジャガーさんが
蕎麦を一度も食べた事がなくても、それがどうした。
相撲取りのオッパイだけでしこ名を当てる子供が
いたっていいじゃないか!将来立派なサッカー選手になり
W杯に出場すればあの子は満足なのだから。
母校の小学校の給食にでるカレーの味を間違える市長は
次の選挙で落選したとしても、
市長にはそれがいい感じの生き方なのだ。
人間の数だけ生き方がある。考え方もある。十人十色で
だからこの世は面白い。
「月曜から夜ふかし」もついでに面白い。