朝ドラ
「私の家は学校の友達の家と比べて
変な家じゃない?」と
ひなたも桃太郎君も、今まで一度も思わなかった。
子供は親が子供を心配するほど
親への関心がないんだね。
親は、たえまなくふりそそぐこの雪のように
子供を愛しているのに
子供は親には全くの無関心をつらぬきとおして育つ。
だって
随分変は家だよ
母親は朝から夕方まで回転焼きを売っている。
このさい、回転焼きのお客がとぎれない問題は
あとの楽しみに残しておくとして
父親は一日ぶらぶらしてホボ何もしない。
髪の毛とメガネは妙に自己主張が激しいし
着ている服はエキセントリックでアナーキー
それを毎日見せられて父親の刺激に耐性ができたのか
他の友達の家と比べて「変じゃない」と
感じなかった所が、オダギリジョーの子供だ
まぎれもなく。
夫婦の間で何があったのか知らないけれど
「幸せな結末」だ。