母の日 月曜から夜ふかし 多田さん
ここ一週間で偶然にも
両親のどちらかが亡くなり
残された家族が喪失感におそわれる映画や
ドラマを観た。
そこで私が感じたことは
父親が死んだ場合と母親が死んだ場合の違いです。
父親に急死された家族は、
経済的な窮地に立たされます。
母親に急死された家族は
精神的に苦しんで胸にポッカリ穴が開いた様な
虚脱感におそわれますね。
特に、生前、母親は家族の誰ともつながりがある。
夫である父親とも。
母親が亡くなって初めてその事実に気がつくのです。
だから母親に先立たれると残された家族は全員が
それぞれの思いで大変なことになります。
悲しいし、無気力になり、何故か腹立たしく
自暴自棄にすらなってしまう。
父親は自身がどうしていいのかうろたえて
いますから、ましてや気落ちした子供の
気持など想像もつかないでとほうにくれて
しまうのです。
これで家は母親でもっているという事実が
ハッキリします。
子供の頃「ママ、見て、見て!」とせがんだでしょ。
母親に何とかして認めてもらいたかった。
母親が気がついて反応してくれると嬉しかった。
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「月曜から夜ふかし」でテストに合格した多田さんは
母親に連絡してその言葉に涙していました。
多田さんはその風貌からして若い頃はそうとう
母親を困らせたのではないだろうか。
でも母親とシッカリつながっている。
家の中心は母親です。
家族の誰ともつながっているのです。
余計なことかも知れませんが
母親はもっと家族に大切にあつかわれてよい存在なのです。
「母親はもったいないがだましよい」
とよく言われますけどね、とんでもない
母親はだまされるのを承知してだまされて
いるのです。
今年の母の日はもう終わったのですか?