テレビ日記
六角精児の呑み鉄本線・日本旅
私の知り合いに
会社の健康診断で引っかかり
再検査を言い渡された人がいて
あらためて
尿検査と血液検査をやったのだけれど
結果待ちの間、心配で仕方がないと
ぼやいていた。
小学生と中学生の3人の子供がいる。
酒の飲みすぎで尿酸値が高いのだ。
このままでは腎臓がやられてしまう。
六角精児さんも
同じ悩みをかかえているらしい。
「秋・宗谷本線を呑む」
秘境駅と廃駅探訪の旅でうら寂しいうえに
天気がほとんど雨。寒い。
街には人がいないし、看板にはロシア語の文字。
さらにそんな駅だから列車の本数が少なくて
ロケは雨の夜が多い。
大雨の中濡れながらトロッコに乗ったあと
お客がゼロの店でまきストーブに温まりながら
地ビールの飲み比べをやったり
そのあと暗い夜、次の寂しい駅に無人の列車で
移動したり
とにかく大変なロケで
「若い時からの飲酒がたたり、尿酸値が高いの
ですが」
缶ビールをまた飲みながら、そうおっしゃる。
「柄本明と下北沢でよく飲みますが、
このタコしゃぶの店を出せば、絶対ウケます」
仕事で(好きでかも)酒が害と知りながら
断酒は出来ないみたい。
ここは私の知り合いによく似ている。
そんな六角精児さんの雰囲気が秘境駅に
ピッタリと、はまり
私は思わず言ってしまった。
「六角さん、兄貴と呼んでいいですか?」
尿酸値が高めだという残念な結果を
苦にせず潔く受け入れて
明るく力強く生きる様は
番組ともども魅力があります。