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2023年1月

2023年1月29日 (日)

日曜ドラマ「Get Ready!」 」

手術で助かっても、いずれ寿命は尽きる。
芸術作品は確実にそれより長く愛される。
ならば死の恐怖さえ克服すれば
究極の岐路に立っているヒロインだが
おのずと「最善手」が見えて来る。
死を選ぶ苦渋の選択である。
死ぬるまでの短い間、
全身が不思議な平安に包まれる。
矛盾した安らかで確固たる意思だ。
両の目がうかされた様に底光りしている。
天に召される前の
崇高な時間ともいえる。
「生きる時間が黄金のように光る」

 

私は芸術家ではないが
厄介な病気で悩まされている、
脳腫瘍、前立腺がん、脳梗塞、
いずれも「死の病」と呼ばれる。
私は背中に死神を背負って
毎日の生活をしているのだ。
悪魔に魅入られた人間である、

私は今常に思う。
「うまく(上手に)死ねると良いんだが」

「3000円の使い方」

中尾ミエは理想のおばあちゃん
家族全員の心とつながり
「家の潤滑油」的存在だ。

ウチのお婆ちゃんは「そうでない」
いい人だけど潤滑油ではない。
いい人なのよ、お酒さえ飲まなければ。

********

「女は結婚の逃げ道がある」

女性社員を前に、よく言った!
何の悪びれもなく言えたのは
女性蔑視と無知だからのみ。

「女は家事だけで楽」

これまた、女性蔑視と無知だからのみ。
家事には「終わり」というものがない。
朝起床して、夕方家族が帰宅して
夜ベッドで背すじをのばして、
「この痛みが快感」とうなるまで
ずっと働きづくめ。
これを知るアホな旦那は極めて少ない。

(追申)

「節約はかりしていると、家庭の
 雰囲気が暗くなるからダメよ」

この奥さんの旦那は警察用語で
詐欺師を外で働いている。立派な人なのに。
金では友達を大勢なくした。
親戚は誰もこの旦那を信用していない。
奥さんは・・気の毒、実情を知らない
*******

2023年1月28日 (土)

「100万回言えば良かった」

被害者は「この子」だくらいは
おいらでも分る。
真央の恋人、佐藤健は「行方不明」
公表では生死のホドもノーコメント。
このあたりから、頭の相関図が曖昧になる。
「ああ俺はバカなのかも」と
今まで自分の評価が高すぎたかな。


しかも「幽霊」の姿は
ケンイチにしか見えない。
いっちゃん有資格者である
愛する真央には、見えないのだ。


真央は幽霊が見えて当然だろ
仮に何事もなしに幸福な
結婚をしていれば結婚後の(個人差はあれ)
半年で淡雪のごとく消えてしまう愛かもだけど
今はダントツの愛だろ。


これは天国の規則なのか、
恋人真央には幽霊の気配すら感ずる
事さえ許されぬのだ。
この理不尽さに義憤を感じる事で
おいらの自己採点がやや持ち直し
男の自信を取り戻し
またドラマの世界に入ったのでR.。


幽霊って結構いい服を着ている。季節感もある。
たぶん生活費もいらない。


*****************


登場人物が私には、わかりにくい
まだまだ複雑になりそうだし


姿が「見える人」「見せられない人」
「何か秘密を持っている人]
この区別が判然としないと
正直、まっこと、「ジリジリ」するんだわ。
出来るもんなら「何とか、してくれろ、ヤイ」


*********************

2023年1月27日 (金)

「忍者に結婚は難しい」

「Mr.&Mrs,スミス」の様でもあり
綾瀬はるかの「プリンセス トヨトミ」
の様でもある。

まだ、どういう風に観ていいのだか
ドラマの意図がハッキリ整理できないので
観ていてどうも落ち着かない。

令和の時代まで伊賀と甲賀の忍者の子孫が
争っているのは恐ろしく執念深い、
気味が悪いくらいだ。
過去に許せないトラブルがあったのか。
「必殺仕事人」のようでもある。

2023年1月26日 (木)

「天気予報」今は仕方がないと思うけどさ

最近のワイドショーでの
「天気予報」には腹が立つ。
本来は放送の時間調節が
主な役割だったのに、現在は
MCの骨休めの時間と堕している。

気象予報士の衣装が正装となり
発信しているのは気象庁だから
内容はみんな同じ。

差別を感じるのは
恵が「気取りやがって」
ミヤネが傲慢
石井は八方美人

天気予報なんかローカルでいいよ。
「でも交通の混乱が」
大丈夫だよ、みんなどうにかするって。
ローカルは農業がある。だから
天気予報はローカルを充実させろよ。

ウクライナやコロナや統一教会や
政治と同列に扱うのは変じゃないか。
どの局も天気予報の時間が「異常」

いかにもMCたちが
「困りましたね」みたいな顔をして
ザーとらしいんだよ!
どうせハイヤーが待ってんだろ

「スタンドUPスタート」人生は大抵の事なら何とかなる

人生に絶望して自暴自棄の人間に
この世でたった一人の
味方の様に実のある態度で近づいて来て
  「寄り添って」 
笑ゥせぇるすまん、喪黒福造のごとく
絶望のズンドコから「福」に転身
させるNHK朝ドラの沖縄の
悪になりきれなかった詐欺師の
あんちゃん、

彼はいい役に当たったね。
適役じゃん。
秘密を抱えた謎の男なのに
沖縄じこみなのか、天性の明るさで、不審な
そぶりも見せず、確固たる意思で動いてる。
その「意思」が何かは不明。
面白く 見ながら、爽快感があるドラマだ。

2023年1月25日 (水)

「夕暮れに、手をつなぐ」

主人公が田舎者の時には
「方言指導」に先生がつくよね、
それが大抵の場合に失敗する不思議。


「方言先生」が無能なの。慣れない
撮影現場や役者に圧を感じて
遠慮して実力を発揮できないの
か、役者が「こんなドラマは通過点」
そう割り切って、無気力なの
いずれにしろ
主演の広瀬すずが熱演するほど
広瀬は方言で九州各地を転戦してガンバとると。


じゃけん、各県から感謝状ばもらわんと

2023年1月24日 (火)

「罠の戦争」

罠の戦争

誰が陸橋から息子を突き落としたのか、
わからない。

緊迫感はあるのだけど
なんかチマチマしているのは
日本は総理大臣をドラマでオモチャに
してはいけない暗黙のルールがあって
悪の親玉が「巨悪」に見えない。

アメリカだと大統領、FBI、軍隊
そして銃がある。
その点日本はどうも迫力に欠ける気がする。
「巨悪」が役不足なのよ。ky
ドラマは張り詰めた空気で面白いんだけど
スケールがね
アメリカは映画やドラマのおかずの材料が
そろってる、
アメリカ人が日本のテレビを観て
「全然面白くない!」と言ったそうだ。

2023年1月23日 (月)

スタンドUPスタート

このドラマのヒントは映画「ゲーム」じゃない?

仕事人間で頑固者の兄(M.ダグラス)を心配した
弟(ショーン・ペン)が大芝居をうって
兄の人生観を変えてしまう。

制作規模はとてつもなく小さいけど
あの映画からヒントをもらったのだ、たぶん。

*****************

人は誰しも自分の存在を認めて欲しい。

赤ちゃんの頃、近所の奥さんと立話するママの
足にまとわりついて、自分に注意を向けようと
したあの行為は成長しても、認めて欲しい
対象こそ変われ、その心理は同じだと思う。

それに他人に比べて、自分だけが損してる気がしない?
するよね、「自分は生まれつき、運がわるい、とかね

*******************

「ゲーム」やドラマは、この逆の発想で
「どう考えても窮屈でしょ、あなたの生き方は」

だから私が何とか、せめて普通の人生観に変えてあげたい!
そんな風に進行するドラマじゃないの。

******************

2023年1月22日 (日)

「しょうもない僕らの恋愛論」

しょうもない僕らの恋愛論

原作を私が読むはずもない。
だから一回目は退屈。
以前観たドラマの記憶を掘り返して
ドラマの進行より早くに結末を
予想してしまう。
それが間違いであるのは承知している。
テレビ界にドラマが氾濫している時に
「また幽霊もの?」「くるみは娘じゃない」
など、そんな筋書きでドラマ界の混乱を
制圧できる訳がない。しかも原作はさらに
競争が激しいアニメらしい。
これは来週もまた観ろという作者の甘い誘惑なのか。

2023年1月21日 (土)

「100万回言えば良かった」

この幽霊には殺された記憶がない。
幽霊の記憶喪失なんてあるんだね、
警察24時にとっては、「厄介なやつ」

私には死んだ経験が勿論ないけど
臨死の時は、痛みとか苦しみとか
何かあると思うよ、きっと。
殺人なら、殺される恐怖も感じるよね。

それがないなら、幽霊は誰かにハメられたんだ。
死ぬ直前にメールで偽装工作されてる。

こういう場合、一番犯人らしいのは
犯人ではない!ただの目くらましの存在だ。

死体はすでに埋められているのだ。

或はこれは殺人ではなく事故の可能性もある。
何かの拍子に死んじゃった。
松山ケンイチの「優しさ」が招いた不幸な事故。

で、最後は井上真央と松山ケンイチが結婚する。
だって佐藤健は幽霊なのだから。
愛する井上の幸福を考えてあげるべきでしょ。

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2023年1月20日 (金)

相撲同好会のみかな

快晴なので兄弟子に言われて
物干しにまわしを干していたら
俺のだけ盗まれた。
親方は笑っているだけ、困っちゃう
犯人が女の子なら、「気持ち悪い」
犯人が男なら「まんさらでもない俺がいる」

土俵下の検査役はみんな相撲経験者のはずなのに
誰に聞いても知らない人がいるので
場内アナウンスの行司に聞いた所
「そうなんだよね、でも、俺、漢字に弱くてさ、
新入りの俺が言うのも変だけど、
誰でもいいじゃん、悪い人ではなさそうだし。
あ、ゴメン、マイク入ってた?あ、消えてる
どこに行った?」

土俵入りで、俺、お客の拍手がいつもお義理程度で
順番が朝乃山や湘南乃海や炎鵬のうしろだと
俺だけ声援の谷間になって、嫌になっちゃう。
親方に相談したら、笑っているだけ、困っちゃう。

人気が欲しけりゃ、何かパフォーマンスを考えろと
兄弟子に言われたので、制限時間一杯の時
栃ノ心みたいに、小走りで勢いよく塩に行ったら
呼び出しを飛びこえちゃった。
体重枠でギネスだなんて新聞にのりました。

土俵下で今日の向かいに座ってた相手力士が
嫌な目でにらむから
負けずに睨み返してやった。
すぐ順番違いで別の相手と分かったけど、
けわしい表情はくずさず
相撲は負けたけど、「だましたった」快感で
花道で笑顔になった。

土俵で相撲を相撲をとった後、花道で
消毒とマスクをしても意味がない、でも
そう意見を言う意味はもっとない。

仮に地震に襲われて土俵のつり屋根が落下
した場合、特例により、苦渋の決断により
女子も土俵に上げて命をつり屋根で助ける。
ただ行司は責任をとり、竹光の脇差で切腹。
相撲協会は減給半月分。
「皆様がたには多大なるご迷惑、ご心配を
おかけしまして、誠に遺憾に存じます。
第三者委員会を設置して再発防止につとめる
所存で御座いますれば今後とも大相撲を
ひきたって、よろしくお願い致します」

2023年1月19日 (木)

「舞い上がれ」 変な母親と娘(従業員も変なの)

世間では昔から、こう言われている。

「親が子供を思うほど(心配するほど)
 子供は親のことは思わない」

親が子供の幸福を願うのは古今東西
万国共通の「人情」だ

特に母親は自分を犠牲にしてまで
命にかえて子供を守るものなのだ。

娘の舞はパイロットになる「夢」がある。
母親はその「夢」を実現させるためには
工場がつぶれようが、解雇される社員
たちから恨まれようが、
全部の責任を自分が、かぶる。

娘の将来をつぶさない為には何でもやる。
母親はそういうものなのだ。

********************

一方

娘は将来を(前)を見る。
後ろは振り返らない。
だからこそ、人類は進歩して来たのだ。

********************

母親は、もったいないが、だましよい」

これも有名な言葉だ。
母親はだまされている訳ではない。
すべて承知で、だまされた演技をしているのだ。
子供の幸せを願うから。

だって母親は子供が赤ちゃんの頃から
ずっと世話をしているのだよ。
子供の性格は熟知している。

舞の兄貴は金に困っている様だ。
工場を「売ろう」と母親にすすめている。

2023年1月18日 (水)

「夕暮れに、手をつなぐ」

私は「男女の霊的にも似た
不可思議な出会い」は
信じない。
それが一度ならず何回も続くならば
なおさらの事。
ただの偶然じゃん。
頭を振って「いや、いや、それは
ないでしょう、と振り払う。

「嘘も百回言えば真実となる」

男女の出会いは「嘘」じゃなく
「偶然」でしょ。
だからこれとは、別。

ところが、しかし私にとって
「偶然」は100%ではなく
ある説明しがたい出来事により
75%くらいなのだ。

運命的な男女の出会いはあっても
不思議はないかも。と思える
出来事があるのである。

**********************

尾籠な話なので人間性を疑われる恐れあり。

トイレでね、うんこしてると、かなりの頻度で
ドアを開ける奴がいる。
鍵をかけないこっちも悪いのだけど
いくつかあるトイレの中で、うんこ中の私の
ドアを開けるのだ。
その逆もあって、そいつがうんこ中に私がドア
を開ける。
気が合うね、と笑い飛ばすけど、いい気持ちはしない。
何かしら霊的な引力を感じてしまうのだ。

*****************

この「夕暮れに、手をつなぐ」は
ストーリー進行が立ち止まらない。
いわば句読点のない小説みたいで
「一気に観てしまう」
画期的だ。
なによりヒロインの広瀬すずの「元気」が
ドラマをスピーディに牽引している。
このドラマは期待できるぞい。

2023年1月17日 (火)

「女神の教室」

〇店のオーナーには「お客を選ぶ権利」がある。
 タトゥーをしたお客の入店お断りは
 他のお客に不快感を感じさせトラブルにも
 なりかねないし、店の品格に影響する。
 店の入り口に張り紙がしてあるのを
 無視してご意見無用で来店している。
 誰しもが店長の言い分に味方すると思う。 
 無理からぬ事なのだ。

 

〇店長と問題の客がもみ合いになった時
 客は転倒して足を痛めて全治2か月。
 (訴訟)

〇原告の損害賠償額は1000万円

損害賠償は故意であれ、過失であれ、成立する。
 事案にもよるが大抵50万円デコボコ(和解で)

しかしこのケースは和解であったにしても
 ここまで高額にはならない。

 原告が転倒した時、目撃者はいたのか。
 裁判は「証拠がすべて」だ。
 監視カメラはなかったのか。
 入れ墨が「かわいい絵」だとか、何か事情が
 あってなど考慮されませぬ。

 原告は医者の診断書は裁判所に提出したのか。
 弁護士に頼んで、原告は元を取れるのか。
 裁判所はとにかく忙しい。
 いちいち被害者に「寄り添って」などする親切心は、
もとより、なし!!!

*******************

テレビドラマはさ
結局、医者ものか、弁護士ものか、政治家ものか
やはりこの人たちが人生「勝ち組」なんだなぁ。

2023年1月16日 (月)

高齢者 残酷物語

ウチの団地は高齢者が多い。
病気になり、リハビリに通う人や
食事を介護サービスに頼む人もいる。

団地の中心にスーパーがある。
3キロ先にはショッピングモールがある。
しかし高齢者は車の運転が出来ないので
「モールに買い物に行きたいが
 買い物した荷物を抱えて歩いて帰るのは無理」

団地の中心にあるスーパーは何店舗もあるやつで
不景気で不渡りを出した。
社員は怒り、スーパーの回りを連合の街宣車が
大音響で巡回し、騒音が耐え難かった。

負債総額数百億円
社長は解任
女の副社長が後任になった。

この人の強権辣腕で、スーパーは持ち直した。
でも
思わぬ副産物を生み出して、それが、近所の
高齢者を「苦しめている」

社会的な問題になっている、売れ残り商品の
廃棄処分、これを、ウチのスーパーで始めたのだ。

売り場には他店舗の正月用品の売れ残りが
山と積まれている。もちろん、消費期限はとっくに
過ぎている。
今日は1月16日だよね。

正月用のつきあげ、かまぼこ、もやし、ヨーグルト
みんな七草の頃なんだ。
しかも値下げはしない、気の強さ。

高齢者は歩くのが大変なので、つい買っちゃう。
商品が売り場かたなくなるまで
新しいのは、出さない!

これは年末年始に限らずそうなのだ。
こないだは、期限切れの豆腐が棚からこぼれそうな
くらい詰まれていた。
他店の売れ残りを「食品廃棄の最後の砦」として
ウチの団地を使っているのだ。

高齢者はこのスーパーで買うしかない、
と高をくくっているのである。

「6秒間の奇跡」

よくある幽霊ドラマ
珍しいのは設定が「花火師」だという事。
およそホラーやロマンチックとは縁遠い。

しかも謎めいている。

父親の橋爪功が死ぬ間際に息子の
高橋一生に「すまん」と言った。

親子関係が表向き希薄そうであり
その実、あうんの心で繋がった
蜜な関係みたい。

客として現れた本田翼
幽霊の様に美しく得体が知れない。
これがこのドラマの謎をとく鍵なのかもね。

父親が末期につぶやいた「すまん」
当たり前の様に幽霊として出る亡くなってる親父。
30万という大金で花火を注文しながら
花火の好みを言わず、
花火を打ち上げた後「ふん」と鼻で笑う本田翼。

謎が多い。
本田は高橋が子供の頃死んだ母親なのか。
橋爪のふがいなさに愛想をつかして
家出したか苦しい生活で体をこわし夭折したのか。
ただ橋爪の花火師の腕には惚れ込んでいる。

2023年1月15日 (日)

「3000円の使い道」

どんなに充実した毎日でも
ふと我に返る時があるものなのよ。
ふとね、自分の生活を考えてみると
忙しさにかまけて、大切な時間を
無駄に浪費しているだけじゃないか、って。

朝から夜ねるまで家族の世話ばかりしてさ。
「家族からは、きっと感謝されているハズ」
それを信じて頑張って来たけどさ
どうも充実感がないのよね。
家族の中で自分ひとりが貧乏くじ引いてる
みたいでさ。

子供は会社に勤めて一見毎日を楽しそうに
働いている。彼氏もいるみたいだしね。
今は実家に帰って来てるけど、1000万
貯金して中古の一戸建てを買うって
張り切ってる。

旦那は家では話もしない。
何を考えているのか、夫婦なのにまるで
分らない。他人と一緒にいるみたい。*********************

 

どうすれば、このウツウツを解消できるか?
いいお手本がいるじゃない。
おばあちゃん(中尾ミエ)

「他人様の役に立っているという実感が欲しい!」

それも「お金」というハッキリした対価で
感じたいのだ。
要するに、つまる所は「お金」なのだ。
趣味とか、感謝とか、
そういう漠としたものではなく
「お金なの、銭なの、ぜぜこなの!」
だって人間の幸福を、最も身近に体現するのは
お金ですから~~(お下劣で、ざんね~ん!)

とすると、お金を稼ぐ方法は?
「ロッチと子羊」でやっていた。
答えはすでに「あなたの内にある」
「将来を見ずに、過去を振り返りなさい」

おばあちゃんは昔デパートで売り上げトップ
のハンカチ売り場で働いていた経験を生かして
77歳にして就活に成功した。

美帆の彼氏を見ても、結婚について
煮えきらないでしょ。
だから将来を考えてもダメよ、どうなるか
分らないから。もちろん現在は論外ね。

考えるべきは「過去」よ。過去に学べ。
過去を参考にすべしよ。

2023年1月14日 (土)

「ビートルズ来日」 YAYAYA

私の記憶が確かなら
ビートルズが来日したのは

加山雄三が若大将シリーズでブレイクした後、
そして、
東京オリンピックが開催された約2年後の事だ。

アメリカではプレスリーが兵役についた頃かな。
英国にすごい人気バンドがいて
やがてアメリカに上陸するだろうと言われ
兵役のプレスリーが悶々としていた時期だ。

*******************

私はといえば
チケットがとれるハズもなく(ガキだったから)
テレビで観ていた。そんな私にはビートルズに、どうしても
聴いて欲しい曲があった。
望月浩の「君にしびれて」

日本にも、こんなに「ノリ」のいい曲が
あるのだと知ってもらいたかった。
前座歌手は色々いたが私の望みは、このひとつだけ。

実際は会場入りが時間ぎりぎりで
前座の曲など聴く時などまるでなかったのだけど。
でも私はきっとビートルズの耳に
「君にしびれて」が届いたと真剣に信じていた。

そして曲の感想が知りたかったけど、
かなわぬ夢と消えた。
私の「ビートルズ来日狂騒曲」は、
たったこれだけ。
日本史に残るイベントだったのに。

2023年1月13日 (金)

「舞い上がれ」 変な母親とその娘

いつもは優しい「母親」だが
子供が危機に直面した時は夜叉になる。
母親の行動は思慮分別の枠外になり
常識では計れない鬼気迫るものに豹変る。
理性など押しつぶして激しい感情のみ。
自分の命を投げ出しても、子供を救おう
とする。本能というなら、それが母親の
有難い所なのだ。

しかるに舞の母親はどうか?
娘の舞より亡くなった夫のことばかり
悩んでいる。
これは「母親」として、あり得ない事だ。
母親ならば娘の将来をどうするのか、
この問題で頭がいっぱいになるハズなのだ。
それがそうじゃない、夫の仕事を立て直す
ことに神経が束縛されている。おかしい。
「母親」の本能をどこかで忘れている。
工場再建より先に、子供たちの将来を
心配するのが「母親」像だと思う。
理屈じゃないのだ。

*****************

ある日ね、ウチのベランダ見知らぬ
母猫が子供を
産みましてね、その場所が洗濯物を干したリ
サッシを開けて換気をさせるのに、ちょうど
邪魔な所でね、仕方がないから、猫が嫌がる
臭いが出る錠剤の薬を買って来て、一粒
巻いたのよ。そしたらやせ細った母猫が
敵意をモロに出して、私の足首を鋭い歯で
噛もうとする。赤ちゃん猫を守ろうとね。

その剣幕があまりに凄まじいので、私は
たじろいでしまった。
子供を守ろうとする「母親」は自分の命など
初めから眼中にないのだ。子供を守るのみ。

ここまで書くと、このドラマの母親と娘の言動が
人類の神秘に即していないのが分かるでしょ。

工場は夫と妻の問題。
子供は関係ない。

2023年1月12日 (木)

「舞い上がれ」

舞が子供の頃から工場に出入りして
見よう見まねで仕事の手伝いを
していたのなら母親の「手伝い」も
出来る「かも」しれないけど

リストラにあったオバちゃん3人の様子では
舞はあの時、初めて工場に出かけたらしい。

父親が「心筋梗塞」で倒れた時
母親も舞も自宅にいた。父親と携帯が
何度かけてもつながらない。

自宅と工場はそんなに遠距離なの?
母親と娘は2人で何をしてたん?
夕食の支度なら、舞ひとりで十分じゃん。
あそこが分からんなぁ。

しかも父親の病名が胃潰瘍から心臓に変わってる。
意識はなかったみたい。心臓は動いている。
医師「バイパス手術を試みましたが残念です」

 

夜間診療みたいだね。
医者は研修医じゃないの?
カテーテルの選択はなかったのかなぁ?
手術より患者の負担は軽いし、早く済むし。

*********************

舞は「自分にとって今、何を一番に考えるのが
ベストであるか
冷静に熟考すべきだ(すぐ泣かずに)」

亡くなった父親は、舞がパイロットになるのを
望んでいた。高額の授業料を稼いでね。

両親と子供は別の人生を歩まないと。
工場再建はあくまで父親と母親の「夢」
舞と兄の「夢」は別にある。
それでいいのだと私は思う。

舞みたいに、大学を中退して、航空大学に移り
今度は父親の遺産である工場を
「手伝って」再建する?

私はこの子は、「アホ」だと思う。
ドラマの脚本は「わざとらしい」し
ストーリーは「糞」だと思う。

銀行も、少し時間をあげろよ。

街金じゃあるまいし

2023年1月11日 (水)

大相撲 野茂英雄 對馬洋 の奇妙な共通点

日本野球界がメジャーに進出する
パイオニアとなった野茂英雄

メジャー挑戦を決める前の近鉄時代

対戦相手チームの選手たちは
野茂がマウンドに上がる姿を注目して
野茂が太っていれば「今日は俺たちが
勝てる!」と喜んだそうだ。

野茂の武器は言わずと知れたフォーク。
「いかにメジャーの大打者でも
野茂のフォークは打てないでしょ」と
名将野村監督に言わしめた
フォークボールは
野茂の伝家の宝刀なのだ。

*****************

ところがこれは直球が走っている時に限る。
直球が速いと、打者が直球なのか
フォークなのか瞬間的に判断しずらい。

野茂の球種はホボ直球とフォークなので
投球を見極められると野茂は配球が
厳しくなる。野茂の敗戦パターンだ。

「今日は野茂は太ってるぞ!」

つまり直球は速くない。
フォークを余裕を持って見極められる。

*********************

大相撲

十両10枚目 照強(小兵力士)

小兵力士は本場所で
「何をやって来るのか、わからない」
このイメージを対戦相手に
うえつける事が必須なのだ。

いなされたり、立ち合いの変化あり、足取り
はたき込み、「何でもやる」

技のデパートだ、という称号をもらえば
小兵力士には勲章だ、

大きな力士もうかつにぶちかまして行けない。
立ち合いを慎重にすると
一気に押し出されたりする。
キツネとタヌキの馬鹿し合いなのだ。

(本題)

今日、照強は黒星の長いトンネルをくぐって
久しぶりの白星をもぎとった。
「足取り」の奇襲戦法をやりすぎたので
相手に覚えられてしまった。膝の怪我もあったし。

反対に、對馬洋は体格に恵まれているのに
相撲はバタバタしている。

昔、藤の川という人気力士がいて、勝つか負けるか
ハラハラどきどきで、親方衆は
「銭のとれるお相撲さんだね」なんて話してた。

對馬洋の相撲は藤の川だ。
体格は、はるかに恵まれているのに、
少し腰が高いけど、
私はもっと本格派の相撲がとれる力士だと思う。
強いあたりでぶちかまして、左上手、右はずで
相手を挟み込んで土俵際まで押し込む相撲が
取れれば、もっと勝ち星につながると思う。

今日は対戦相手が元大関の朝乃国で、
立ち合い前から気持ちがすでに負けていた。

********************

野茂の直球とフォークの関係だよ。

今日の相撲は地力で明らかに相手が上だから
負けは仕方ないけど、ただ、負けるのではなく
何かしら足跡を残さないと!
野茂でいう直球を見せておかないと!
来場所だって対戦はある訳だから。
つっぱりから、一気に「電車道」の押しも
あるますよ、フォークである「変化」も
ありますよ。という所をね。
すると相手は次の対戦で立ち合いに「迷い」
が生まれます。そこを一気に押し出しで決める!

照強みたいに、やりすぎると逆効果ですが。

對馬洋は先場所13日目に「足取り」をやったじゃん。
親方には叱られたと思う。でも「良し」だよ。

2023年1月10日 (火)

大相撲 3日目 對馬洋 照強 高安 豊昇竜

私のごひいき力士「對馬洋」
十両14枚目で、後がない。

今日は辛勝して2勝1敗となり
白星が先行したものの
相撲内容は冷や汗ものだった。
地元のファンや両親はテレビ桟敷で
生きた心地がしないと思う。

自分の形が出来ていない。
四つ相撲なのか、押し相撲なのか。
体型は元横綱の北の富士を彷彿させる。
だから見習って、上突っ張りから
プッシュプッシュ
あと、四つに組んで投げたり、つり上げたり。

とにかく星勘定ができない今の相撲じゃダメだ。

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照強は足取りに行きましたが、相手に
よまれている。全敗の先場所から勝ち星なし。
現在は十両の10枚目、これまた後がない。
膝が相当悪いんだね。

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先場所の優勝決定戦の巴戦で首を痛めた
高安はやはり調子がでない。
首と体幹と足がかなり悪そう。表情もさえない。

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連日会場をわかしている小兵力士の炎鵬は
「地方場所は強いのに、東京だと力が出せないから
親方の頓智で東京でも部屋で寝起きさせて
いるそうだ」
自宅の炎鵬は家で何をしているのか、
色々想像してしまう。

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ふてぶてしい顔の豊昇龍
私、好き。
足腰がしっかりした所は元横綱の輪島に似ている。o

「女神の教室」 ロースクール 北川景子

私は「リーガルハイ」みたいな
コメディを期待していた。
予想は見事にハズレ、金八先生
の流れを汲む学園ドラマだった。

生徒たちの北川への態度もハッキリ
しており、北川に好意を持つ3人と
北川の教えについていけない2人。

それと、北川に敵意を持つ
やさぐれた正体不明の男が1人。

まさに典型的な学園ドラマだ。
最終回では全員の気持ちが一つになって
難局を乗り越えて、めでたし、となるハズ。

*******************

模擬裁判で裁判官役の小堺一機、
法廷での裁判官はあんな感じだ。
物腰は柔らかくて、実はとても厳しい。
裁判官の心証を悪くしたら確実に裁判は負ける。

及川光博はこんな役をやらしたら
独特の世界を作る名人だ。
「掟上今日子の備忘録」でのレストランの
オーナー役、ひと癖ありそうな謎の人物を
演じて、私は好きだった。今回も期待です。

「模擬裁判」は立証責任がある検察の
証拠がためが、おそまつ。
弁護士側の主張は「こんな見方もあるのでは」
を示しただけで、裁判長に訴える強い証拠はなし。

検察の準備不足と弁護士側の経験不足で
「没収試合]だね。ひどいもんだ。

2023年1月 9日 (月)

「ロッチと子羊」 趣味を探す、自分探し 山口恵梨子

先週の「ロッチと子羊」での
迷える子羊は、将棋女流二段の
山口恵梨子さん。

相談は「趣味が欲しい」

私も同じ悩みなので、聞き耳をたてる。

ロッチのアドバイスだけでは
心もとないのか、介添え役で哲学の
先生がサポートする。
グッと番組に重みが出た。

昔の有名な哲学者の言葉を引用して
わかりやすく説明して下さる。
「趣味は探すものではない!
あなたの内に、すでに趣味はある!」

一日の行動を円グラフに書く。
女流棋士の山口さんの一日は将棋づけだ。
余った時間はソファーでボーッとしている。

哲学者「何をしている時が楽しいですか?」

子羊「しいて言えば、私は将棋の普及の
お仕事もやらせていただいているので
そのアイデアを考えている時かな」

哲学者「それがあなたの、趣味なのです」

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これを参考にすると
私の趣味は、相撲とテレビと映画と音楽になる。
プロレスも。
全く代わり映えしないけど、

相撲は、栃錦、若乃花、鏡里、大内山
要するにテレビ放送の初期から観ている。
カクカクの分解写真の頃から。

プロレスは力道山、豊登、エンリケ・トーレス
ミスターアトミック シャープ兄弟

テレビは月光仮面、白馬童子、琴姫七変化
七色仮面、怪傑ハリマオ、隠密剣士、
ハイウェイパトロール、アンタッチャブル
ローハイド、それ行けスマート、ハニーにおまかせ
ララミー牧場 ルート66、サンセット77
ベンケーシー
まだまだ、どっさりある。

映画は東映アニメの西遊記が最初かな。
ベンハー、スパルタカス、メリーポピンズ、
難破船、ポリアンナ、シャム猫アンタッチャブル
バラバ、ハピネスミリオネア バーバレラ

まだまだ、どっさりある。

さすが哲学者の先生だ。
私の趣味を教えてくれた。
趣味は外に探すものではなく、すでに内にある!

*****************

大相撲

對馬洋は先場所、幕下から苦労のすえ十両に昇進して
みんながお祝いしてくれて、
緊張したのか終わってみれば7勝8敗で、1点の負け越し
ただ番付が14枚目で後がなかったので、番付編成会議に
十両残留を祈るばかりだったが、運よく十両に
残れた。

對馬洋とは縁もゆかりもない。
十両昇進をみなが喜んでいたので、情が移ってしまった。
2日目を終わって、一勝一敗。
對馬洋の相撲の特徴は、形が出来ていない事。
組手がこうなれば、勝てるというものがない。
したがって、勝ち星の予想が立てられない
いわば相手次第の出たトコ勝負のきわどい相撲なのだ。
自分の型を作らないと、上位進出難しいだろうね。

照強はヒザが相当悪いね。
先場所が悪すぎたせいで、十両の中あたりまで
番付を下げてる。

 

 

 

2023年1月 8日 (日)

土曜ドラマ「3000円の使い方」

IT企業で働く美帆は給料に恵まれて
お金の節約には無頓着。
ところが会社で隣りのデスクの
古参女子社員が仕事中に突然、脳卒中で
倒れてから、花園みたいな自分の生活
が暗く感じられ始めて、
貯蓄に目覚めてしまう。
これには同棲していた自慢の彼氏が
結婚など眼中にないダメ男だった事も
将来設計を見つめ直す大きなきっかけと
なった。

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祖母役の中尾ミエが楽しそうに演技してる。

美帆の先輩が会社で脳卒中になった時
後輩の女の子が
「年末年始に病院は大変よね」と言った。
事の重大さが何も分っていない。
「病院は大変よね」というレベルではない。
脳卒中だよ。命に係わる危険な病気だ。
命が助かっても、後遺症で車いすの
可能性が高い。イヤな病気なのだ。
若い子はのんきで、お気楽だよ。
同僚なのにさ。

結婚は考えていない美帆の彼氏。
まぁ、あんなもんだろうね。
いつか別の誰かと結婚してから浮気するのを
遊びで、結婚前に美帆と同棲している様なもんだ。
女癖の悪いのは絶対になおらない。病気だ。

一日100円貯金、あれは誰でも一度は
経験あるんじゃない?
続かなくていつかやめてしまう。

バカリズム「ノンレムの窓」

いかにもバカリズムの世界だ。
バカリズム・ワールド全開。
熱烈なバカリズムファンがいる事が
予想できる反面、「ちょっと苦手」
という人も多いに違いない。

脚本家の三谷幸喜の群集劇が苦手だと
言う人は、たぶんバカリズムも
嫌いだと思う。

バカリズムはお笑いネタもそうだけど
ひねりを加えた理屈っぽさで
たまについて行けない時がある。(私は)

「匿う男」かくまう、ね。

警察に追われる女(何の罪かは不明)
主人公の部屋はアパートの真ん中あたり
(何故女がこの部屋を選んだのか、説明なし)

部屋の住人である若い男は突然現れた
謎ではあるが「どストライク」だったので
イヤラシイ妄想で部屋に泊めてやる。

彼女の誕生日に、彼女は彼氏を連れて来て
この人も同居させてくれと頼む。
イヤラシイ妄想はとりあえず終了。

2人が自首を決意して部屋を出て行くまで
いずれ2人が分かれる事を期待している。

****************

(私流の解釈)

隣りの部屋から壁どんがある、きっとある。

契約書では一人住まいが条件なので
いずれ管理会社か不動産屋が訪ねて来る。

「匿う」次の依頼人、女5人組はどこから
この部屋なら頼めば何とかなるという
情報を得たのか、まったく不明。
しかも殺人犯たちだ。

主人公はこの子たちを警察に通報した。
好みではないという理由だけで。
イヤラシイ妄想だけで世の中の価値を判断する
外見は内気なお人好し、でも
「心は氷の様に冷たい性格の男」だったのだ。
自己中心的な。

「代行屋」

男女の結婚話に浮気話にまで問題が
発展して、本人ぬきの代理の
代行屋たちが入り乱れて、
「役」の説明がかなり重要。相関図ね。
訳がわからなくなる。

(私見)

代行屋の最たるものは、「政治家」だよ。
しかも世襲制で二世議員、三世議員
どこまでさかのぼるんだよ、って話だ。

****************

「親友」

大人になってからの友達づくり。

(私見)

映画「素晴らしき哉、人生」を観たあと
私はかなり気分が落ち込んだ。
「私には友達はいるけど、親友はいない」

親友って、なんだ?
親友の定義って何?
友達じゃダメなの?

バカリズム「親友って言葉は、上がすでに
親しいという意味で、
下も友で、親しいでしょ、
意味がかぶってない?」

バカリズムらしい、
のどに魚の骨が引っかかり
気になって仕方がない感じの「理屈」だ。

「満天の星空」と同じだ。
意味が重複している。正確には「満天の星」

 

 

 

 

2023年1月 7日 (土)

女子ゴルフ新春スペシャル

女子ゴルフの正月SPを2本みた。

ひとつは、実力トップ10の女子プロ。
片方は、プロテストを受けようかという
若手成長株のやつ。

ゴルフでは誰かが打つ時は会話モードを
極力、配慮して
サイレントにしなければいけない。
カメラの取材に対しても
ウィスパーなのだ。
こそこそ話す。

でも、かえって気になると思う。
ゴルフ場は静かだから、絶対だれかが
ささやけば自然に聞こえている。
これはルールなのか、エチケットなのか。

普通に話すことを許される人もいる。
ベテラン女子プレイヤーみたいな
レッスンプロみたいな女の人で
落伍した子を呼んで2人で
立ちんぼの反省会をやる。
いわゆるお局様的な感じ。

男の人も2人いる。レジェンドなのか
現役なのかは不明。
短髪にサングラスをかけた日焼け男だ。
だれかが打つたびに大声で2人して批評する。
今のショットはあーだ、こーだ、と。
見てくれがまるで、
仁義なき戦いか、石原軍団、悪役商会、
ピラニア軍団
これのどれに属してもすぐ馴染む様な2人だ。
女子選手の両親は心配だろうな。何だかね。

選手の中に渋沢栄一の子孫という変わり種がいた。
ゴルフの腕がどうなのか私は「知らん」

私が納得できなかったのは、

女の子がティーショットを打つでしょ、
だからまわりは邪魔にならない様に沈黙か
ひそひそで気を使ってあげる。
で、その子が打つよね。そしたら、その子が
大声で半笑いで、こう言ったの。
「えぇ~~!嘘でしょ!まじで?!
 ここで(ゴルフ用語)って、マジで、
なくなくない?あり得ないんですけど!」

こんなチャラい奴の為に
みんなコソコソ話してたのか!
こっちこそ「あり得ないわ!」

すると選手紹介テロップで
「獲得賞金2億6千万円」と出た。
グリーン上でのパットはホトとんど入らない。
女子プロゴルフって、おいしい仕事なんだね。
おそれいりやした。


2023年1月 6日 (金)

爆笑問題の「憂鬱」

年末年始、私はテレビで演芸番組と映画を
誰にも邪魔される事なく
心ゆくまで堪能した。

爆笑問題は、東の「大看板」だ。
それゆえの苦労もある様に見受けられたので
勝手な推測で
その爆笑問題の「問題」を書きます。

爆笑問題のネタは、ほとんどが時事ネタです。
時事ネタを得意の毒舌でくすぐって
笑いをとるやり方です。
ところが困った事に一年を通じても
お客に不快感を与えない程度の毒舌で
漫才が成立する時事ネタは少ない。

年末の演芸番組ならまだしも
年をまたいで新年になると
時事ネタがすべて去年の話になり
どうも古臭く、初春にふさわしくない。

爆笑問題は東の「大看板」だから
どうしても出番がトリか大トリになる。
番組の成否を決める重要なポストなのだ。
もし漫才がすべって、お客の爆笑がとれずに
終わったら、誠に面目ない。

太田が敬愛する立川談志なら、
お客が笑わなくても、
「俺の笑いが理解出来ないアホばかり」と
鼻でフンだろうが、
太田はああ見えて談志より神経が繊細だ。

だから、とりあえず、大騒ぎする。
女房役の相方田中が止めても聞こえない
ふりをして、脈絡のない意味不明の
大騒ぎをするのだ。
お客や共演者の顰蹙は太田にとっては
「してやったり」なのだ。

「正月から去年の時事ネタなんか
やってられるかよ」
他の後輩芸人たちが新作で頑張っているのに
爆笑問題は毎年、パッとしない去年の
時事ネタの蒸し返しだ。太田でなくても
飽きが来る。

ビートたけし「元旦や餅で押し出す2年グソ」

去年の時事ネタなんか、糞なのだ。
太田はそれにイラついて、
しかし他の自分が見つけられもせず
破滅型芸人気取りで
大暴れしているのである。
本当は何もかもぶっ壊してしまいたい。

爆笑問題の「問題」或は「悲劇」は
持ちネタの時事ネタを嫌っているのは
当の爆笑問題 本人たちである事だ。
太田だけでなく、田中も生気がないもんな。


2023年1月 5日 (木)

テレビ日記

日本の武道には
「小よく大を制す」という精神論がある。
体格や技術が劣っている者が
困難を乗り越えて強い敵に勝利する。

もう一つ、日本人の気質にあうものに
「判官びいき」というものがある。
弱い方に肩入れして味方になり声援する。

歴史を見ても、源頼朝より源義経の方が
日本人は好きで、
「義経千本桜」など、歌舞伎・浄瑠璃で
人気を博して史実を曲げてまで
義経の虚像に熱狂した。

忠臣蔵だって同じ。
日本人は弱くとも本望をとげようと
頑張る姿が好きなのだ。
俗に言うなら「勇気をもらった」という事か。

昨年のサッカーW杯で、明らかに格上の
ドイツ、スペインに勝利して日本全土が歓喜
しました。
あの喜びは、サッカー大国といわれる欧州や
南米の国々が勝利して母国民が喜んだのとは
日本の場合、趣を異にしていたと思う。
単に試合に勝ったというだけでなく
日本人独特の精神文化が共存したのだ。
「試合に勝利」
プラス「小よく大を制す」の快感。

困難に負ける事なく、ひたむきに頑張るのが
日本人は好きなのだ。

それはスポーツや歴史の世界だけではない。

「鉄道オタク」という文化が日本にはある。
世界に広がる「鉄道オタク」など
問題にならない程、日本の「鉄道オタク」は
熱量が格段に違う。
「乗り鉄」「撮り鉄」など細分化も進んでいる。
六角精児さんの「呑み鉄」なんてのもある。
中川家の駅員のアナウンスものまねや
黄色い服の人の駅員や列車音ものまねなど秀逸だ。

「鉄道オタク」の言い分は色々あるに違いないが
先頭の機関車がうしろの長い車両を頑張って
引く姿を擬人化して感動してしまうのだと思う。

もうすぐ私が愛する大相撲は初日を迎える。
「小よく大を制す」のいわば「親方」みたいな
ものだ。
朝ドラの再放送で大相撲が舞台の「ひらり」も
毎日、観るのがとても楽しみだ。


2023年1月 4日 (水)

お笑い芸人が売れる3つの秘訣

ストレス社会の現代において
とかくギクシャクする人間関係だが
これを解消する「秘訣」があるらしい。
それもたった3つの単語に要約できる。

「挨拶」 「笑顔」 「返事」だ。

あまりにも普通で期待外れの感が
否めないが、「3つの単語」「要約」
ならば、こんなものだろう。
当たり前すぎて、説明を加えるのも
余計なお世話である。
(でも乗り掛かった舟だ、
       向こう岸までつける)

「挨拶」は、
されて悪い気はしない所がミソだ。
大きな声で腹の底から腹式呼吸で、
「おはよう」「こんにちは」「こんばんわ」
「さようなら」「またあした」
「奥さんによろしく」とやれば
ミッション・クリア。

「笑顔」は緊張して
顔が引きつり自然な笑いが出来ない時は、
マスクで相手には目しか
見えないから、とりあえず片目だけ目を
細める。慣れてきたら、マスクの舌で口角を
あげる。肝心なのは相手に興味を持って
相手の話に同調して本当の笑顔になる事ね。
「たしかに!」「わかるぅ~」
を連発するのもこの際いいんじゃない。

「返事」
これはもう大きな声でハッキリ返事するのみ。

(さて、本題)

正月、演芸番組をかなり観た、その感想。

むかし、一世を風靡した芸人も
今や多くがレジェンドと呼ばれる。
要するに、足腰は弱り、ネタはさっぱり。
のりおよしお、歳取ったなぁ。
堺すすむは、袖からマイクまで足が動かない。
「な~んでか?」それはね、足がなえたから。
柳家喬太郎は高座の座布団に横座り。
木久蔵は座布団の後ろの椅子に座ってる。
横山たかしが死んだひろしは、妻の
春けいこと夫婦漫才をやっている。
元気なのはザ・ぼんちのおさむちゃんだけだ。

中堅でも一時代を築いた芸人が
正月の人手不足をおぎなう為に大勢
狩りだされていた。ほぼ、一発屋。

(これからだった、本題は)

彼らは何故、名前が売れたのに、人気を
持続するのに失敗したのか?である。

ここで、前出の人間関係を円滑にする
3つの秘訣を思い出してもらいたい。
「挨拶」「笑顔」「返事」

挨拶と笑顔はレジェンドたちは今も実践している。
彼らが人気を持続できなかった原因は
3番目の「返事」なのだ。

芸人の世界では「返事」は「かえし」と訳される。
「フリートーク」という人もいる。
これが不得手だった芸人たちが
現在レジェンドと呼ばれているのである。

天下を取る一歩手前まで登りつめたにも
かかわらず、バラエティでの「かえし」が
ヘタだったせいで
局側が使いづらくなってしまった。
当然テレビの露出度が激減して、若手後輩に
先をこされて、知名度はあるのに
レジェンドになっちゃった。
もちろん冠番組を持つなど夢のまた夢。

Mー1優勝のウエストランド
それと気になるのが、錦鯉
この二組の正月ネタは抜群に面白かった!

今年一年が勝負だよなぁ。
血を吐いても頑張らないといけない。

鍵をにぎるのは
バラエティ番組での、MCにふられた際の、
とっさの気転

「返事」つまり「かえし」「フリートーク」だよ。

   
       (以上)

2023年1月 3日 (火)

映画「フォレストガンプ」は名作?問題作?

年末に観た映画「フォレストガンプ」
について、私がファンである町山智浩が
していた評論を聞いて、驚いた。
この映画に対して、かなり怒っている。
私は「よく出来た感動作だ」という感想
だったので、驚きもし、でも
町山の解説を聞いた今もその気持ちに
変化はない。町山は言う。

当時のアメリカ社会が抱える暗部が
映画の中で全く描かれていない。
人種差別、女性蔑視、ベトナムでの
残虐行為 女性へのDV etc.
町山「これらは意図的に排除しなければ
こんな映画に出来る訳がないです。
監督のゼメキスはすべて承知で映画を
撮ってるんです。これヒドいでしょ」

「渋谷で撮影して109を映さないレベル
じゃない、これは広島で撮影して
広島に原爆が落ちない様なもんですよ。
ひどすぎるでしょ」

*******************

(段落)

料理研究家のコーケンテツさんが
デンマークの民家で、家族と同じ食卓を
囲んだ時、太陽の光が射すすてきなお部屋でね
でも、映像の画質が素晴らしすぎて
食事のシーンで空気中に小さなホコリが
まってるんですよ。いっぱい。

でも誰も気付かずに歓談しながら
食事を楽しんでる。

*****************

(段落)

よく小説であるやつ。
電車で、窓の光が当たっている側の乗客だけ
車両にホコリが、まっているのが見えて顔を
しかめているのに対して、
影の座席に座っている乗客はそれに気付かないで
平気な顔をしている。
これはどちらが幸せなのか?

*******************

森鴎外の「高瀬舟」
ラスト近くで、現世に絶望した主人公が
「こんな苦しいシャバなら、
いっそ牢屋に入った方がましだ」

作者は大学者の森鴎外である。
江戸時代の牢屋がいかに過酷な環境であったか
知らないハズはない。
なのに、主人公にこんなセリフを言わせている。

******************

ゼメキスは
「アメリカの問題を映画に撮るのは
この映画の主旨に合わない」
だから、カットした。
これは森鴎外と同じ考え方だ。
ただし、ロバート・ゼメキスが
思想的な背景のない、映画の事だけ考える
極めて映画人だった場合ですよ。
ゼメキスはかなり問題児だったらしいから
日本が誇る文豪森鴎外と比較して
うかつな事は言えませんが。
森鴎外は「高瀬舟」を名作にする方便として
あえて事実と反する表現方法をとったらしい。

******************

(話をもとにもどす、の巻)

町山智浩は不幸な事に知識が豊富すぎて
映画そのものを楽しむ事が出来なくなっている。
マジックを見て、ついタネを見抜こうとする。
あれだね。マジックはだまされるのも
楽しいよ。
私は「フォレストガンプ」素晴らしい感動作
でいいよ。似たようなのに
ブラピの「ベンジャミン・バトン」がある。
あれも変な映画だけど、私は好き。

要するに、映画を監督のねらい通り、素直に
乗せられて観るのか
それとも「サブカルチャー」的に
監督の人格やら時代背景にまで掘り下げて
観るのか、って事でしょ。

(結論)

私は、映画は「面白いか、つまらないか?」
だけで観るのが「正しい」と思う。

映画はドキュメンタリーではない。
監督の思惑からズレたシーンはカットされても
全く問題はない。事実と違っていても
全く問題ではないのだ。

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