「舞い上がれ」 変な母親と娘(従業員も変なの)
世間では昔から、こう言われている。
「親が子供を思うほど(心配するほど)
子供は親のことは思わない」
親が子供の幸福を願うのは古今東西
万国共通の「人情」だ
特に母親は自分を犠牲にしてまで
命にかえて子供を守るものなのだ。
娘の舞はパイロットになる「夢」がある。
母親はその「夢」を実現させるためには
工場がつぶれようが、解雇される社員
たちから恨まれようが、
全部の責任を自分が、かぶる。
娘の将来をつぶさない為には何でもやる。
母親はそういうものなのだ。
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一方
娘は将来を(前)を見る。
後ろは振り返らない。
だからこそ、人類は進歩して来たのだ。
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母親は、もったいないが、だましよい」
これも有名な言葉だ。
母親はだまされている訳ではない。
すべて承知で、だまされた演技をしているのだ。
子供の幸せを願うから。
だって母親は子供が赤ちゃんの頃から
ずっと世話をしているのだよ。
子供の性格は熟知している。
舞の兄貴は金に困っている様だ。
工場を「売ろう」と母親にすすめている。