お笑い芸人が売れる3つの秘訣
ストレス社会の現代において
とかくギクシャクする人間関係だが
これを解消する「秘訣」があるらしい。
それもたった3つの単語に要約できる。
「挨拶」 「笑顔」 「返事」だ。
あまりにも普通で期待外れの感が
否めないが、「3つの単語」「要約」
ならば、こんなものだろう。
当たり前すぎて、説明を加えるのも
余計なお世話である。
(でも乗り掛かった舟だ、
向こう岸までつける)
「挨拶」は、
されて悪い気はしない所がミソだ。
大きな声で腹の底から腹式呼吸で、
「おはよう」「こんにちは」「こんばんわ」
「さようなら」「またあした」
「奥さんによろしく」とやれば
ミッション・クリア。
「笑顔」は緊張して
顔が引きつり自然な笑いが出来ない時は、
マスクで相手には目しか
見えないから、とりあえず片目だけ目を
細める。慣れてきたら、マスクの舌で口角を
あげる。肝心なのは相手に興味を持って
相手の話に同調して本当の笑顔になる事ね。
「たしかに!」「わかるぅ~」
を連発するのもこの際いいんじゃない。
「返事」
これはもう大きな声でハッキリ返事するのみ。
(さて、本題)
正月、演芸番組をかなり観た、その感想。
むかし、一世を風靡した芸人も
今や多くがレジェンドと呼ばれる。
要するに、足腰は弱り、ネタはさっぱり。
のりおよしお、歳取ったなぁ。
堺すすむは、袖からマイクまで足が動かない。
「な~んでか?」それはね、足がなえたから。
柳家喬太郎は高座の座布団に横座り。
木久蔵は座布団の後ろの椅子に座ってる。
横山たかしが死んだひろしは、妻の
春けいこと夫婦漫才をやっている。
元気なのはザ・ぼんちのおさむちゃんだけだ。
中堅でも一時代を築いた芸人が
正月の人手不足をおぎなう為に大勢
狩りだされていた。ほぼ、一発屋。
(これからだった、本題は)
彼らは何故、名前が売れたのに、人気を
持続するのに失敗したのか?である。
ここで、前出の人間関係を円滑にする
3つの秘訣を思い出してもらいたい。
「挨拶」「笑顔」「返事」
挨拶と笑顔はレジェンドたちは今も実践している。
彼らが人気を持続できなかった原因は
3番目の「返事」なのだ。
芸人の世界では「返事」は「かえし」と訳される。
「フリートーク」という人もいる。
これが不得手だった芸人たちが
現在レジェンドと呼ばれているのである。
天下を取る一歩手前まで登りつめたにも
かかわらず、バラエティでの「かえし」が
ヘタだったせいで
局側が使いづらくなってしまった。
当然テレビの露出度が激減して、若手後輩に
先をこされて、知名度はあるのに
レジェンドになっちゃった。
もちろん冠番組を持つなど夢のまた夢。
Mー1優勝のウエストランド
それと気になるのが、錦鯉
この二組の正月ネタは抜群に面白かった!
今年一年が勝負だよなぁ。
血を吐いても頑張らないといけない。
鍵をにぎるのは
バラエティ番組での、MCにふられた際の、
とっさの気転
「返事」つまり「かえし」「フリートーク」だよ。
(以上)