大相撲 野茂英雄 對馬洋 の奇妙な共通点
日本野球界がメジャーに進出する
パイオニアとなった野茂英雄
メジャー挑戦を決める前の近鉄時代
対戦相手チームの選手たちは
野茂がマウンドに上がる姿を注目して
野茂が太っていれば「今日は俺たちが
勝てる!」と喜んだそうだ。
野茂の武器は言わずと知れたフォーク。
「いかにメジャーの大打者でも
野茂のフォークは打てないでしょ」と
名将野村監督に言わしめた
フォークボールは
野茂の伝家の宝刀なのだ。
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ところがこれは直球が走っている時に限る。
直球が速いと、打者が直球なのか
フォークなのか瞬間的に判断しずらい。
野茂の球種はホボ直球とフォークなので
投球を見極められると野茂は配球が
厳しくなる。野茂の敗戦パターンだ。
「今日は野茂は太ってるぞ!」
つまり直球は速くない。
フォークを余裕を持って見極められる。
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大相撲
十両10枚目 照強(小兵力士)
小兵力士は本場所で
「何をやって来るのか、わからない」
このイメージを対戦相手に
うえつける事が必須なのだ。
いなされたり、立ち合いの変化あり、足取り
はたき込み、「何でもやる」
技のデパートだ、という称号をもらえば
小兵力士には勲章だ、
大きな力士もうかつにぶちかまして行けない。
立ち合いを慎重にすると
一気に押し出されたりする。
キツネとタヌキの馬鹿し合いなのだ。
(本題)
今日、照強は黒星の長いトンネルをくぐって
久しぶりの白星をもぎとった。
「足取り」の奇襲戦法をやりすぎたので
相手に覚えられてしまった。膝の怪我もあったし。
反対に、對馬洋は体格に恵まれているのに
相撲はバタバタしている。
昔、藤の川という人気力士がいて、勝つか負けるか
ハラハラどきどきで、親方衆は
「銭のとれるお相撲さんだね」なんて話してた。
對馬洋の相撲は藤の川だ。
体格は、はるかに恵まれているのに、
少し腰が高いけど、
私はもっと本格派の相撲がとれる力士だと思う。
強いあたりでぶちかまして、左上手、右はずで
相手を挟み込んで土俵際まで押し込む相撲が
取れれば、もっと勝ち星につながると思う。
今日は対戦相手が元大関の朝乃国で、
立ち合い前から気持ちがすでに負けていた。
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野茂の直球とフォークの関係だよ。
今日の相撲は地力で明らかに相手が上だから
負けは仕方ないけど、ただ、負けるのではなく
何かしら足跡を残さないと!
野茂でいう直球を見せておかないと!
来場所だって対戦はある訳だから。
つっぱりから、一気に「電車道」の押しも
あるますよ、フォークである「変化」も
ありますよ。という所をね。
すると相手は次の対戦で立ち合いに「迷い」
が生まれます。そこを一気に押し出しで決める!
照強みたいに、やりすぎると逆効果ですが。
對馬洋は先場所13日目に「足取り」をやったじゃん。
親方には叱られたと思う。でも「良し」だよ。