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2023年1月 6日 (金)

爆笑問題の「憂鬱」

年末年始、私はテレビで演芸番組と映画を
誰にも邪魔される事なく
心ゆくまで堪能した。

爆笑問題は、東の「大看板」だ。
それゆえの苦労もある様に見受けられたので
勝手な推測で
その爆笑問題の「問題」を書きます。

爆笑問題のネタは、ほとんどが時事ネタです。
時事ネタを得意の毒舌でくすぐって
笑いをとるやり方です。
ところが困った事に一年を通じても
お客に不快感を与えない程度の毒舌で
漫才が成立する時事ネタは少ない。

年末の演芸番組ならまだしも
年をまたいで新年になると
時事ネタがすべて去年の話になり
どうも古臭く、初春にふさわしくない。

爆笑問題は東の「大看板」だから
どうしても出番がトリか大トリになる。
番組の成否を決める重要なポストなのだ。
もし漫才がすべって、お客の爆笑がとれずに
終わったら、誠に面目ない。

太田が敬愛する立川談志なら、
お客が笑わなくても、
「俺の笑いが理解出来ないアホばかり」と
鼻でフンだろうが、
太田はああ見えて談志より神経が繊細だ。

だから、とりあえず、大騒ぎする。
女房役の相方田中が止めても聞こえない
ふりをして、脈絡のない意味不明の
大騒ぎをするのだ。
お客や共演者の顰蹙は太田にとっては
「してやったり」なのだ。

「正月から去年の時事ネタなんか
やってられるかよ」
他の後輩芸人たちが新作で頑張っているのに
爆笑問題は毎年、パッとしない去年の
時事ネタの蒸し返しだ。太田でなくても
飽きが来る。

ビートたけし「元旦や餅で押し出す2年グソ」

去年の時事ネタなんか、糞なのだ。
太田はそれにイラついて、
しかし他の自分が見つけられもせず
破滅型芸人気取りで
大暴れしているのである。
本当は何もかもぶっ壊してしまいたい。

爆笑問題の「問題」或は「悲劇」は
持ちネタの時事ネタを嫌っているのは
当の爆笑問題 本人たちである事だ。
太田だけでなく、田中も生気がないもんな。


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