ルーティーンが花盛りの相撲界。
苦々しく思っている親方衆も多い。
北の富士は「見苦しいからやめろ」と
テレビの解説で叱りとばした。
本人には直接は聞こえないけど
「チッ!」てなもんでしょう。
元旭富士の伊勢ケ浜親方は
熱海富士が優勝争いをやっている時
「ルーティーンが多すぎるね」と
半ば恥ずかしそうに弟子を解説していた。
「ルーティーン」つまり「キャラ作り」だよね。
塩まきくらいはいいですが
照強や天空海(あくあ)みたいにね。
でもやりすぎると見るのがつらくなる。
嫌味に見えてくる。
このへんのさじ加減が難しい。
先輩力士を考えると、このキャラ作りは誰が
最初なのか。
ガマみたいな仕切りで人気だった大麒麟かなぁ。
他に誰かいましたか?
北の富士はしない、大鵬もしない、栃の海は
覚えていない、大内山、以下記憶がないので
省略。やはり大麒麟が最初の気がする。
横綱になると協会から「横綱は威厳を持って
動きをゆっくり」という指導はあるけどね。
今なら若元春なんか所作はすでに横綱だ。
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野球だと長嶋茂雄の一塁への送球だよね。
投げた腕をおろさずに一塁方向に残したまま
ファインプレーの余韻を残すやつ。
ライオンズの竹ノ内の変則打法は
あれは単なる打撃フォームだから
キャラ作りのくくりからは除外。
メジャーのバグウェルの大股開き打法や
野茂のトルネードも除外。
イチローのは、あれはキャラ作りの臭いがする。
アメリカ球界では投手を侮辱しているとか
威嚇しているとか、評判が悪かった。
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ルーティーンの意味を広げてキャラ作りで
話しています。
芸能界だと、あのちゃんが成功例だよな。
今の所、希有な成功者だ。
ネットだと、ゆのんちゃんかなぁ。
大ちゃんマンが邪魔してる。
ゆのんちゃんは炎上コメントに口撃してるけど
理屈じゃないんだ、ファン心理は気持の問題だから。
AKB秋元康の「アイドルは恋愛禁止」は当たってる。
一応本人の行状は棚に上げて考えると
アイドルはみんなのもの、これは当たってた。
惜しいな、ゆのんちゃん、いいキャラなのに。
盛り返すかな。
吉本新喜劇なんて全部のギャグがキャラ作り。
舞台に出るたびにルーティーン。
かなり脱線しました。
北勝富士や熱海富士のルーティーンは、
どう考えてもやりすぎだと思う。